Minato's memo

旅・エンタメ・日々の覚書

延長戦

4月に会社を辞めて本来ならここまで何もしないつもりだったのですが、退職金がびっくりするほど少なくて(笑)急遽派遣として働きに出たのが5月末。不況だ何だとはいえ、仕事ってあるもんなんだなと思いました。「諦める」ことを決めて、来年はそのように動こうと思っていて、とりあえず今のとこは言葉が悪いですが「腰掛け」のつもりでいたのです。実際世間同様派遣切りの波がきていたので。そうしたら、「契約社員」への打診があったのが2週間前。実は今のとこ、元々の希望とは真逆の業務内容で、配属になって「話が違う~」とか思っていたのですが、そこですぐ辞めずに「短い期間だし、会社が望むような動き方をしてみるか」と思いまして、振る舞ってみたらまんまと・・・という結果でした。よーするに前職のバイト採用から正社員と同じ流れを辿った形になりました。ただ、本来の希望と違う、周囲のモチベーションも低い、行動が遅いという負のスパイラル満載な上、契約社員の条件もあまり良くないので、断ろうかなと思いましたが、退職打診は正社員と同様との事なので(本来契約社員はその期間内の転退職は禁止なはず)ならもう少し居るかという事に決めました。

今のとこ、大手印刷会社です。でも雰囲気が前の会社と一緒。前の会社の社長、ここ出身なんではと思う位似ています。だから「この業界」がこんな雰囲気なのかもです。庶務系が気が利かないとこまで一緒(笑)受注産業故、受注産業であるデザインとのタッグはそりゃ負のスパイラルだなとも思いました。内製してるデザイナー(オペレーター)はびっくりする位スキル低いしね。今回の「引き抜き」も法務的にもスレスレなのでどうなんだろう、と思ったら詫びが入った後、同会社の別の案件で募集をかけていたので派遣会社もやはり受注産業の弱さがあるなと思いました。クリエイター専門の派遣会社は大手に比べたら取引停止になっても損害として痛くない、そういう認識のようです。

企業の前に個人は本当に弱い、その根幹を見た気がしました。でもここでいろいろ上手く運べば私「マネジメントスキルがある」という事になり職歴に書きやすくなるな(笑)と思って、もう少し居てみます。

ただ・・・「対応云々」「いいかげん」「鳥頭」と営業や会社に対していろいろ文句を言ってましたが、忙しさにかまけて、自分が会社の体質に染まりつつあるなと反省してます。そうでないと会社勤めが出来ないと分かってきたので自己防衛とはいえ、でも、ここに至る間に随分いいかげんにしてる事が増えてるなと実感しました。そのあたりも「諦めること」のひとつであるのかな・・・。人間としての誠意を捨てるという事も。人生は難しいです。