Minato's memo

旅・エンタメ・日々の覚書

さらに祈りをこめて

真央ちゃんのいないフィギュアスケート界は少しトーンがグレーになったような、そんな気がしました。シニアデビューしてからの彼女の存在感を思い知さらせた気がします。フィギュア界では比較的お兄さんお姉さんの方が成績がいいことが多いのですが、浅田家は真央ちゃんの方が上だったのはお母様のことが大きかったのかとも思いました。

世の中は圧倒的に両親が健在で揃っていることが当たり前で、だからこそ家族がちょっと欠けているとこの子は根本のコンプレックスを跳ね返すような素晴らしい活躍をするとこがあるのですが、一方で何が起きても護ってくれるという存在の乏しい子は大舞台で弱いとこがあります。真央ちゃんはそういう危うさのある選手だなとは感じていました。だから大人が群がって早々に自伝本が出ていたりするのを読む気になれなかったのです。

佐藤組への移籍は過去の佐藤組とは真逆のタイプのスケーターだからどう転ぶか分からないところがありましたが(実際美姫ちゃんは途中離脱だし)、案外「この日」が近かったことを見越しての人選だったのかもですね。何が起きようと護るタイプのコーチは日本に於いてはこの人しかいないと思うので。浅田真央選手の今後はまだ分かりませんが自分の未来のためにより一層美しいスケーターとなって帰ってきて欲しい、そう祈りたいと思います。