Minato's memo

旅・エンタメ・日々の覚書

2013年スケートアメリカ(1)

客席がガラガラだなぁ・・・・と思いながらみていました。アメリカは今、「アメリカンドリーム」が生きていない国なのかもです。

日本選手3人、アメリカ選手3人、ロシア、スウェーデンと棄権が出てしまったとはいえ少々寂しい男子シングルでした。プレ全日本みたいでした。
GPSって、派遣エリアと日程の空き方で結構影響が出るし、たいていの選手は疲れの出る2戦目の方が良くないことが多いです。1戦(アメリカ)3戦(中国)と前半の競技会になり、ちょっとピーキングが難しいそうな小塚選手が本人としてはかなり悪い6位となり、中国大会に不安を残す内容となりました。ジャンプはそこそこ飛べていましたが、演技に余裕を感じないというのがスコアに出ていまして、トランジッションが上位勢と比べて1点は低いという結果。コリオシークエンスで加点0.9点というのはかなり辛い内容かなと思います。小塚選手は良いときは演技の迫力が全然違うのでまだまだ本調子ではないのかなと思いました。
髙橋選手は珍しくSPが良くなかったです。髙橋選手の場合、トリプルはどんなに調子が悪くても飛べると豪語していますので、クワドが入っているとしても他のジャンプがこれほど乱れるのも珍しいなと思いました。フリーもエッジ系にミスなのでちょっとコントロールが難しいのかな。ただ、例年はスピンなどで取りこぼしが多いので序盤できちんとレベルがとれたのは収穫だったかもしれません。滑りが素晴らしいなと思いました。コリオシークエンスで加点1.9。次はNHK杯になります。代々木の氷でどれだけ感覚を戻せるかな。プログラムは初見より印象が良くて、完成系が楽しみです。
町田選手は前年の悔しさをバネに、強い意志で演技出来たのかなと思います。回転の軸が鋭くて早いジャンプで爽快感があります。元々エモーショナルな演技をする選手ですが、心技体のバランスの良い状態になったのかなと思いますし、他のレベルも良いです。優勝おめでとう。今後の課題はどうしても上位陣の中に入ると目立つスケートのストロークの短さ。それを味と変えられるパワーを持続できるかが今後の鍵かなと思います。次は間が合いて5戦のロシア。
男子の場合は靴の痛みも早いのでシーズン通じて調子を維持できる人はほとんどいません。どこに重きを置くか、結構難しいです。
リッポンの4Lzはびっくり。ブラウンの身体のこなしも印象的でアメリカ勢も面白いなと思いました。リッポンはいい選手なんですが、ちょっとムラがあるのかな。