Minato's memo

旅・エンタメ・日々の覚書

髙橋大輔という礎

今朝のタイミングで朝日新聞系のリークという形で(安藤美姫さんのお子さんの話もテレ朝ですし)髙橋大輔選手の引退発表がありました。急な気もするし、ショーが終わって一段落した後で少し落ち着いた形になり思い至ったのかも知れません。フィギュアスケートという競技は競技人口から考えるとまだまだマイナーなスポーツだと思うんですが、人気の度合いは昔っから集中的で目立ってしまう。その中で髙橋選手はある年を境に常に結果を伴うようになったという、1年を通じて非常に出来にムラがない、TV的には非常に得難い選手となりました。それがいいのか悪いのかはおいといて、集中している時と練習が上手くいっていない時というのがここ2年は顕著になっていて、もし結果を重視する現役選手でいるなら今の試合間隔では厳しいんじゃないかなと思っていました。それを我慢出来るタイプなら現役でも・・・と思うんですが、会場の声援が間違いなくパワーになるタイプでもあり、そのシチュエーションを減らすのもまた厳しい道なんだろうなと思います。個人的には誰にでも言いますがこれからの人生がずっと長いのですから、ずっと滑り続ける最良の場所で活動していければいいと思っています。一応長いフィギュアファンなので髙橋選手に限らず何人も見送っていますから、そのうちの一人ということになりますが、アジアフィギュアスケート界の第一人者という礎は20年経ても揺るがないものであって欲しいなと思います。

大ちゃんの思い出は・・・2001年の全日本でしょうか。ジュニアで既に代表入り候補でしたが当時は本番に弱くてね(笑)なのでその後世界ジュニアで優勝したというのにはびっくりしました。2002年の長野世界選手権EXで滑っていますが、当時は本当初々しいばかりでした。今のように全身が音楽表現をするという個性が開花したのは2005年トリノシーズンからですね。SPは強くてFSはスタミナ切れで良く遭難というのも懐かしい思い出です。今、FSが持たなくなっているのも引退を決意した理由なのかな・・・。

ひとまずお疲れさまでした。次のステージで輝き続けることを願います!