Minato's memo

旅・エンタメ・日々の覚書

こち亀

私は最近、ツイッターのドレンドワードでビッグニュースを知るのですが、こち亀もまさに「こち亀終了」というワードで連載が終わるとこを知りました。自分の中でショックが大きいと同時に「この日」を綿密に計画されて、実行したその周到さ、慎重さがらしいなと思いました。やはり人間が思い通りに働けるのって60歳くらいまでで、漫画家さんはその激務っぷりに得てして短命の方が多いので60歳を超えたあたりから店じまいを考えていたのかなと思います。また、30周年だか35周年だかでレギュラーの連載を抱えながら周年のイベントがある年はそのお祝いに対して作者が一番激務になるという部分もあり(珍しく本人が愚痴をこぼしていた)、そういった本来の創作外の業務負荷もそろそろ店じまいしたいのかなと思いました。

仕事のスタイルとしても尊敬する作家さんのひとりで緻密な取材力と客観的な視線、そして日々の業務にムラがないこと、それを貫き通す意志が素晴らしい漫画家さんでした。その姿勢がジャンプの作家を育てた土壌になっていると思います。漫画家さんもヒットを出すとその収入から創作のモチベーションが落ちてやがて早期リタイアということになりますし、そもそも週刊連載が過酷なので、体力的にも無茶なシステムだったと思います。今黄金期の作家で未だに週刊連載をやっているのは高橋留美子さんくらいであだち充さんも月刊誌ですし、そろそろ体力に見合った活動の場に移ってもよいのかなと思います。

最終回がどんな話になるのか、そしてジャンプ42号で何を発表されるのか。最後を見届けることになりますが、個人的には月刊ジャンプでの不定期読み切り「ミスタークリス」がコミックス化になっていない話が多数あるのでそれの執筆を期待しています。

アトリエびーだまは資産運用でスタッフ養えるのでは??w

漫画家というか作家は芸能界よりも特殊で出版社と作家の関係がダイレクトなんですよね。たまに出版ブローカーみたいな人もいるらしいですが、マネジメントシステムがもう少しあれば業界として活性化するのではと思います。