競技会現地、いつぶり?2023年の国別以来かな?地方大会を見に行く機会が減って全日本ジュニアも行きそびれて〜と、長丁場の競技会、身体が色々忘れていました。大阪は2022年の全日本以来です。今大会は日程が3日間、無理せず土日のみにしました。その昔はシニアでも土日のみの開催だったので少しずつ当時に戻りつつありますね。帰京時間が新幹線が動いている時間になるのが有難い。前回は「サンライズ」を使いました・・・(希少)
TVとしては「生中継」でしょうけど当日の出来で入れ替えられるのであればディレイでもいいのでは派です。地上波テレビは「広告」なので。
競技会については後日記事を書きますが、土日観戦で両日席がアリーナSでした。これが会場出入り口から一番遠いショートサイド。スタンドにすればよかったな。ソールドアウトにならなかったようで、チケット会場販売がありまして、それが値下げに。ちょっともやるなーと。印象では満員でしたが、アイスショーが増えてカニバリが起こっているのか、全日本は会場観戦の選択肢にならなくなっているかもです。こちらとしては行きやすくなるのでいいですし、何なら2001年の全日本大阪大会のガラガラぶりも体験していますから。私は一過性ファンはファンとして認めていません。ただの消費者です。消費者って、怖いです。大多数なのでそこに流されますが、「フィギュアスケートとは」で好きであって欲しいなと常々感じています。
コーチ名に佐藤信夫先生のお名前のある選手はいませんでした。これも時代の流れです。
木下チームに神崎範之さんのお名前が。神崎さん・・・結構強力なブレーンかも。仕事と並行?今の時代はコーチの力技ではなく、自分の頭で考えて実践する仕組みが主流です。その先駆けがMFアカデミーで、しかも成功していますので。この方式が浸透すれば木下チームから男子のチャンピオンが生まれるかもですね。
MFアカデミーは女子はちょっと押され気味なので、男子のチャンピオンを先に出しそうです。最後には大舞台でやり切る力なので。今大会の主役の一人となった中田璃士選手、コーチ、父親がなしえなかった夢を担うことになるのかな。女子は最強になる年代の選手を多数抱えている木下が強いですが、一度落ち込んだ選手を再生し、生涯スポーツとなる礎になればそれはそれでいいのでは。ただ、親会社がもっと結果を求めるようだと怖いなと、ちょっと老婆心。
真央リンクが設立されました。ここに所属する選手が出てくるのもまた楽しみに。
三原舞依選手の棄権、この世代は女子チームの最強時代のひとつで、坂本選手、本田真凜さん、樋口選手、青木選手などがいます。ジュニア時代には甲乙つけられないくらいの演技でした。でも選手活動が長くなると元の身体の強さが影響するよな、と。
男子も同様で、男子は25歳を過ぎると急にピークアウトします。長年のプレッシャーに耐えている疲労もあるだろうし、この年齢以降、過去の実績を超えられなくなるよなとも感じています。SPが良くてもFSが持たなくなるパターン。宇野くんが昨季をもって引退したのはそれも理由だと思います。その疲れが癒えると、高橋大輔くんにしても織田信成くんにしても復帰したくなるのかな。バンクーバー五輪代表のもう一人、小塚崇彦くんはちょっと下世代ですが、彼は股関節を痛めてしまい、スケーターとしては難しいようです。現役に復帰したい気持ちのひとつに「身体は問題ない」というのも条件になります。ここでも元の身体の強さがあるよなと。
「心・技・体」揃っての結果。それが噛み合う瞬間は奇跡の連続なんだなと改めて。
奇跡の連続といえば、男子の優勝、鍵山選手が親子初制覇、2位の中田選手、今季で引退予定の大島光翔選手も2世です。父親の演技、見てますよ〜。鍵山正和さんは全日本で(トップピークにしないで)優勝する苦しさを知ってるだろうから感慨もひとしおだと思います。正和さんの最後の全日本は2位でした。でも世界選手権は6位です。つーか、当時の6位はすごい。狙った試合に結果を出す。これも選手には重要な能力です。
女子は順当、男子は一人抜けた途端来季の枠が心配になる状況になりました。願わくば狙わねければいけない時にきちんと力を発揮できるように。チームとして強くあるように。とりあえず選手の皆さん、お疲れ様でした。
あまり撮らないアングルの会場。