Minato's memo

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平昌五輪(7)ペア

五輪が始まって、真っ先の種目がペアでペアは演技のドラマ性も相まってそれだけで結構ぐったりです。放送がなかったので

ストリーミング頼りでした。

SPの結果はスイ&ハン、タラソワ&モロゾフ、デュアメル&ラドフォード、サフチェンコ&マッソー、ユー&ジャンの順で、心の中で今度こそ・・・の思いがあったサフチェンコ&マッソーにミスが出ての4位スタートに、フリーで特にスイハンとの差が詰められるかちょっと不安でした。

フリーはオンラインリザルトで、滑走順が早かったサフチェンコ&マッソーがフリーでついにノーミスの演技をして歴代最高点、上位にプレッシャーをかけることになり、結果残りの組に少しずつミスが出てサフチェンコ&マッソーについについに、五輪の女神に選ばれることになりました。待機席での祝福の輪のあまりの美しさに、長くやっているから報われるということはこと五輪にはない話なのですが、報われたドラマに良かったなと思いました。

またフリーの演技が本当に素晴らしかった。技はダイナミックですが演技全体の流れやスピード感があって、それで表現の技術も突出していました。サフチェンコ組は五輪で狙いすぎ?なフリーも多かったので王道な美しいペア演技でよかったんだよというところも。

夢は叶うんだな、おめでとうございます。前コーチシュトイヤーのもとでないとか、最終滑走のタラソワ&モロゾフのコーチにゾルコビーがいたりと背景の人間関係を思うとまた違うドラマを感じます。

 

2位スイ・ハン、ノーミスだったら金でした。薄氷なところで、SP1位で折り返す難しさを感じました。トゥーランドットは中国人スケーターにやらせたらこんなハマりプロはありません。先ですし、今後のトレーニングがきちんとできるかがありますので理想は語れませんが北京五輪の舞台で、ノーミスの演技を見たいなと思います。

 

3位デュアメル&ラドフォードの祝福の方が印象に残ったwカナダペアといえばソルトレイクの苦い思い出があるのですが、今回は団体からずっとカナダディアンの良さが随所に出ていたと思います。ベテランが頑張っての3位、銅メダルとなりました。

 

4位タラソワ&モロゾフ、SPはすごく良かったです。なので正確無比な演技をフリーでもできればメダルに届いたのかもです。選曲に関してはロックンロールで金のアイスダンスの例もありますからノーミスだったら問題ないかと、ミスが出ると明るい曲は厳しいなというところです。

 

他、マルケイ&ホタレック、SPFS両方とっても良かったです。五輪明けのワールドはミラノですよね。メダル、届くのではと思います。力のあるシングルスケーターがここまでペアとして大成するんですね。

 

須崎&木原組、フリー進出には厳しい自己ベストでしたが果敢に挑んでノーミスの演技でした。3LzはTVではあまり伝わりませんが会場で見ると二人の距離が離れすぎでそして自分のタイミングで飛んでいるジャンプなんですよね。木原選手が比較的大きなジャンプを跳ぶ選手なので合わせるの大変とは思いますが、まずはそこが揃うようになると楽に点が出てくるのではと思います。雰囲気の良いコンビなので次に続くといいなと思います。日本のペア事情は20年前から毎回国籍問題で揉めて日本スケ連の学習能力の無さを呪います。結果が全てなのかもですが対峙する選手にはもう少し配慮をしてほしいです。