何だかすごい空中戦の様相な大会でしたし、時代の変化の急激さをひしひしと感じました。用具の変化、コーチングの変化、技術の変化。一方、言葉は悪いですが「映え」の演技は点が出ますよね。技術だけではなく技術の熟練度をどう演技するのかが問われるのかなと思います。
ジュニア男子で佐藤駿くんが全日本ジュニアリベンジで優勝!これ、全日本大変な戦いになるな・・・。来週忙しいんでプレビュー記事書けるか心配ですが、どうにか。
一方で、南欧での競技会はスケートリンクへのアジャストが難しいことが多いのでそのストレスが大変だよなと。ネイサンがそのあたり、五輪以降対策がきっちりしている印象があります。いつも外気温が高くなる春の大会で調子が合わなかったのはそのせいだろうし、SPを苦手にする選手が多いのは技巧を要するSPでリンクの感触がつかめないことが多いからなんだろうなと思ったりします。日本選手はどうしても「根性論」が先行します。行動経済学的には大事なんですが(アメリカの研究でも出てくるので実は一生懸命やる姿が美しいという認識は万国共通なんですね)コーチングの研究が進めばと思います。
もうひとつ、タイムスケジュールを見てシニア男子フリーが現地午後1時だったんですね。日本の地上波ゴールデンに合わせた結果なんでしょうけど、来年の東京五輪がアメリカのスポーツスケジュール都合で真夏開催なの、文句言えないじゃんと。どんな状況でも結果を出さなくてはならないスポーツ選手は本当過酷だなと、一流のスポーツ選手であり続けるには能力以上に適応力なんだろうなと思ったりします。でも、環境に文句=課題があるのであればそれを訴えて解決する職業に就くのもキャリアですよね。選手にとって・・・がどういうことか、色々改善がすすめばいいなと思いました。
全日本チケット、入手できないです。二次で手に入る人もいるのに・・・・。今ちょっとしたスポーツイベントはどこも集客するようになっていて自分の先見性の無さを今更ながら呪っています。せめて女子、手に入れたいです。羽生さん今年は出るのかな??