Minato's memo

旅・エンタメ・日々の覚書

アナウンサーたちの戦争

今頃みたシリーズです。初回放送は8月。NHKと剛くんは相性がいいのでちょっと期待はしていたのですが、戦争ものなのでそれ相応の覚悟をもってみようと思いまして、きちんと時間をとって、リフォームがほぼ終わった環境の一発目としてみました。

劇中の方々は実在の人物とのことで、それぞれのお名前で検索するとキャラクターがくっきりとしてなかなか面白いですが、剛くん、主役なのですね。忖度とは何ぞや??
内容は面白かったですが、見所は玉音放送の解説よりは招魂祭のアナウンスですね。知ってる剛くんの声ではなかった。深い、深い演技でした。妻である女性とのシーンは身長差を感じさせないようにしていてその演出を「君を見上げて」または「荒神」形式と名付けていますw

実際の和田さんは役中でもあったようにお酒の量が多く晩年は腎盂炎を患い、ヘルシンキ五輪で客死ということですがその時はもう、ヘルシンキ五輪に渡航できる体調ではなかったようです。下戸の剛くんの酔っ払いのシーンだけはちょっとリアリティが薄いかなと思いましたが、剛くんの持つ閃光のような発信力を遺憾無く発揮したいい内容でした。

ドラマを見ない私は過去面白かった〜といえるドラマは10本の指で足りてしまいます。それが何年も更新されない。「大地の子」「高校教師」「ウルトラマンティガ」「演技者シリーズ」に、「君を見上げて」が入っています。DVDを購入してしまったくらい。「謎の男」をやらせたら右に出る者がない剛くんですが、「君を見上げて」は普通どころか根暗感のある大人しい男性で、だからこそのラストの強い演技が印象的です。NHKではメッセンジャー役だった「疾風のように」もよかったですね。岡田くんが秀才なら剛くんは天才と役者としてよく比較される二人。剛くんは絶妙なタイミングで独立し、日々新しい姿を見せてくれています。舞台は基本行かないのでなかなか活躍を追うことはないですが、また次の機会を楽しみにしています。独立後の岡田くんとの共演があるかな?

で、NHKさんにはこの内容はブーメランでは?とだけ思いました。当時と今、何も変わってないし、今の報道の質はどうよ?NHKは良質な番組が多いんですけど、鵜呑みにはできないなと最近一段と感じています。