Minato's memo

旅・エンタメ・日々の覚書

三銃士を見てきました(ネタバレあり)

 

坂本くん単独現場へ行くのは何年振りだろ??私が三銃士マニアでもあるということで久々の観劇となりました。

おまけのゴジラ

以下ネタバレを含むと思うので注意。

最初の感想「三銃士ってこんな話だっけ?」・・・・w
てっきり「ダルタニアン物語」3部構成のうち、1部の「三銃士」のみで物語を作るのかと予想していたら1部と3部を混ぜたというなかなか大胆な脚色でした。「アトス」を主役にするのであれば1部だけでも充分だと思うんですけどね。原作との差異は結構あって、もう別物として見るべきかなと。殺陣シーンが多いのでかなり運動量の多いお芝居だなと思いました。

原作との差異
ロシュフォール▶︎ジュザックに置き換え
コンスタンス▶︎独身、職業不祥
ルイ13世リシュリュー▶︎「鉄仮面編」を挿話
王妃、アラミス、ポルトス▶︎それぞれ愛人関係のあった人物が出てこない
アトス+ミレディー▶︎元夫婦から元恋人
ベルトラン▶︎ジュザックに殺される
トレヴィル▶︎出てこない
アラミス▶︎聖職者設定がない、キティ(ミレディーの侍女)と関係あり
ミレディー▶︎処刑ではなく爆死・・・に見せかけて脱出してリシュリューを殺めるとこが「アニメ三銃士」が入っている印象。アニメ三銃士のミレディーも大概タフです。

ロシュフォールって重要な役ですが肩書き不祥で説明ができないので仕方ないのかな。ジュザックが大出世だわ。

で、坂本アトス。もっと重厚感があっても良かったと思います。三銃士の実年齢と坂本くんの現在の年齢が結構いい感じでシンクロするのでセリフまわしを当時の人のように抑揚をはっきりつけたゆっくりとしたセリフで展開するとよりらしさが出たのではと。殺陣、立ち回りが多かったので膝大丈夫かな〜とちょっと心配してみていました。みんな彼が5年前に膝の手術をしているの忘れすぎ。歌はさすがでした。ミレディーとの関係はもっとこうやるせないのです。結構いい人設定なミレディーだったので仕方ないかな。

三銃士の本来の主役は「ダルタニアン」なのでダルタニアン役はおいしいです。末澤くん、なかなか「ダルタニアンらしさ」が出ていて良かったなと思いました。イメージ通り。本作のコンスタンスがヒロインとして強すぎなので(文字通りです)もう少しおしとやかな演出の方が際立ったのかな。

私、三銃士が本当に好きで、さまざまな「三銃士」を見てきていますが、アラミスとポルトスがこれまたイメージ通りで。特にアラミスは「色男」さんでしたね。上口耕平さん、アラミスは聖職者設定があるので俗世を捨てた雰囲気を出せればアトスとの差異が出しやすかったのですが、ナンパ設定だけが強調されていたのが残念。ポルトスは「大男」で「色男」なので日本人ではなかなかぴったりな役者さんがいないですね。でも舞台上は「ポルトス」でした。何故か「パイレーツ・オブ・カリビアン」が入っていましたがw。

衣装の考察が「アニメ三銃士」と合っていて、アトス▶︎紫(アニメ三銃士は赤紫寄り)、アラミスとポルトスはぴったり色。ここが個人的萌えポイントでした。

三銃士を「トニセン」でやれたかもですがスリーピースって「ポルトス」が常に当てはまらないので妄想に留めておきます。

「かっこいい坂本くんを拝みに行く」という点ではわかりやすい格好良さでおすすめです。

最後に歴代「三銃士」を貼って見ます。「アニメ三銃士」はDVD所有、「新・三銃士」もかなり好きで映像を残していたり、サントラを所有していたりするのですが、最終話を取り損ねた記憶があります。いずれにしても解釈が多様で作り手の心を刺激するのかもですね。