Minato's memo

旅・エンタメ・日々の覚書

世界選手権(2)

どうも力尽きてます。ユーロ開催のワールドは、やはり一筋縄ではいかない、波乱万丈な大会となりました。

となると、本命が普通に勝った女子が逆にすごい(笑)真央ちゃん、ようやく初ワールドタイトルです。3Aの豪快なエッジ抜けが怖かったですが良くまとめました。あのミスはなさそうで意外と多いんですよね。2位はユーロ枠、コストナー。3Lzの不安定さから早く脱却して欲しいな。3位ヨナちゃん。シーズン後半は本当調子悪かったんですね。で、「銀盤カレイドスコープ」的表現で限りなくメダルに近い4位、友加里ちゃん。回転不足のジャンプとエッジのシャープさがやや欠けるステップ。でも毎回毎回きちんと結果を出す真摯なスケートだったと思います。国際舞台に躍り出て3年、毎回PBを更新し続けているのが本当に素晴らしいです。台に乗るには癖を直さないと、というのがありますが、可能性があるのではと思いました。美姫ちゃん、映像を見るのが怖いのでどんな様子か見ていないのですが、怪我を直して元気な姿を見せてください。

ダンスも順当といえば順当ですが、ヴァーチュ&モア組のフリー1位にかなりびびりました。これは来年から勢力図がらりと変わりますね。オリビエ達も良かったんですけどね。完成度の高い演技でこれまた泣けてきました。ベルビン&アゴスト組はCDの出遅れが痛かったですね。来季ドムニナ達が復帰したらどうなるかな。

そして男子。金土曜だったのでぜーんぶ見られました。ネットTV、すごい。ライサチェクとプレオベールが欠場という寂しい大会でしたし、最終組、フリーが大荒れでどうなることかと思いましたが、これまた「銀盤カレイドスコープ」的な言い方をすれば「神の領域の指定席」ゾーンに入ったバトル君の圧勝という形になりました。いやいやバトルはあの出来神懸かり的でした。大ちゃんとランビエール2人ともスピード感がなかったので氷が柔らかいのかな?と思ったのですが、ラストのバトルの滑りがすごすぎて。四大陸でもいいなと思っていたのですがスタミナの問題で最後のルッツが飛べるのかな?と心配していたら昨日はクリーンで、終わった瞬間、誰のファンかと思うような絶叫でした(笑)ストイコ以来のカナディアンのチャンピオンなんですね。「新採点の申し子」初タイトルです。

2位はこれまた熱狂して見たジュベール。SP、3つ目のルッツがスタミナ切れで転倒していたのであらら?と思ったのですがフリーはきました。やっぱりジュベールにはこれくらい俺様でいて欲しいです。3位は初メダルウィアー。実は内心彼が優勝するのでは?と思っていたのですが、フリーはまだスタミナが足りてないような感じがします。

で、悔しい4位、大ちゃん。SPの3A崩れに「あらら」と思ったらフリーでも。練習から3Aは良くなかったのかなと思いました。むかーし大ちゃんは3A苦手だったんですよね。で、4Tのコンビが抜け、3Aのコンビが抜け、「うわコンビ違反やりそう」と思ったら本当にやったのでこれまた苦笑いでした。王者の称号は来季へ持ち越しです。そして今大会一番の粗忽君、ベルネル。SPは素晴らしかったのでこれはくるかな?と思ったら最終グループの洗礼の方がきてしまいました。最初のジャンプ2つのミスで完全に集中力が切れてしまいました。これまた来季頑張りましょうという事で。それにしても男子はチャンピオンシップ全員違う人です。大変な時代です。

あ、ランビエールは調子悪い?SPはあんなもんだと思いましたがフリーがかなり悪かったですね。「完全版ポエタ」見たかったな。

中盤~下位は結構いい演技が多くて楽しかったです。小塚君はかなり点を出して貰えたなと思いました。苦手なループの後の気抜けは反省会ものですが(笑)技術にきちんと点を出すジャッジで良かったです。南里君もPB更新。昔の日本の二番手って予選落ちすれすれだったんですけど、これで日本勢は誰がきてもノーミスならそこそこいいとこに入ると分かったのではないのかなと思います。

今季もこれで終わりですね。選手の方々お疲れさまでした。また素晴らしい演技を期待してます。

そして若干寝不足なので今日はもう寝ます(汗)