Minato Sugisawa's memo

旅・エンタメ・日々の覚書

巡礼の旅〜沢木耕太郎さんの講演会に行ってきました

という、講演会タイトルだったんですが、巡礼感はまるでなかったな・・・w

沢木耕太郎さんについては何度かエントリーを書いてますが、以下のものでメインで書いてます。

 

 

この時は前の会社辞めて三週間旅に出た半年後でした。

昨年古希を迎えられたということで、2009年に初めて講演会で見た時から少し痩せられているかなと思いましたが、それでも相変わらず爽やかで、青年のまま年齢を重ねている印象が本当羨ましいです。私が好きなものの中では一番年上ですね。何度かサイン会やら、講演会やらは狙っていたのですが、今回、バチっとタイミングが合いまして申し込んで見ました。主催がJTBで、社員の方も何人か「深夜特急」に触発されて26歳で旅に出たと言ってました。ドロップアウトになるんですがやはりその後は旅行会社が拾ってくれるんですね。最近はHISの社長が長期休暇をとって旅に出るとニュースになりました。協賛にJALがいましたけど、沢木さんの熱心なファンはビシネスクラスの座席、興味ないと思う・・・・w

講演の内容は沢木さん自身の旅のスタイルでもありますが、人と同じことをしたがらない、おおよそ「酔狂」という言葉でルートを紡いでゆくスタイルが、最近は人は別の人が点にしたところを辿ることが多く、少し危機感があった。でも、同じルートであっても結局「自分が行く」ことで新しい線を紡ぎ出すという趣旨までに大幅な脱線を加えての1時間30分の講演でした。前回の「旅行博」の時の方が若い人が多かったためか、今関わっている仕事の近況から、自分か行動する方法論を交えてですが、今回は「いつもより客層が若い」と主催者が言った通り、仕事をリタイアした方がゆったりとしたペースで企画旅行に参加する人たち向けだったため、先に書籍やTVやガイドブックなどの知識を得てなぞる旅行でも自分が行くことでオリジナルの旅となると、比較的優しい(?)内容でした。司馬遼太郎先生のこと、キャパの話、自撮りしたパスポート写真の話(「自撮り」という言葉を使うんだ・・・)高峰秀子さんのこと、いくつか書籍で出てきている内容もある中で、淀川長治さんから聞いたエピソードに出てきた人が意外すぎて、かつタイムリーすぎて、すごいなと思いました。講演の内容ですし、伝聞の内容なので(結局、淀川さんから沢木さんに教えた話なのでエビデンスがね・・・)お名前を出すのを控えますが、ツイッターではちょっと出ているので。興味がある方はググってください。でも「パパとママ」と表現されたこのお二人とそのご長男、マスコミを通して聞く情報よりもはるかに親近感の湧く、人物像がくっきりするようなエピソードでした。

そして時代ですね、人の旅をなぞっても自分が行けば「オリジナル」であるというネタにされた沢木さんが自ら古本屋で購入した「僕らの深夜特急」、それが著者の方までツイッターで伝わり、繋がってしまいましたwSNSの世界の面白さを改めて実感しています。

前の講演のときは腰掛のつもりの派遣社員でした。その後、同じ職場で契約社員になり、その時に「転職したらカッサンドルのポスターを家に飾ろう」と思っていたくらい相変わらずの腰掛感のある不良契約社員でした。でも命には関わらないとはいえ、病気が見つかったのを契機に、やりたいことは先送りしないと、カッサンドル展があったタイミングでポスターを買いました。それが1年前、今ポストカードだけ飾っているんですけど、もうすぐ同じ職場で準社員登用の本社面接があります。自分の気持ちは会社に伝えている、それでも準社員に、という業績不振の職場にどう向き合うのか、節目のタイミングで沢木さんに直接会ってしまう自分の今後の身の振り方は10年目で一旦の決着を迎えます。