やっと、V6関連の現場です。
5月の時によもやの発熱(のち、PCR検査陽性)で断念したので、昨年の10月、V6ラストコンサート以来です。噛み締めるように出かけてきました。
とはいえ、ミュージカルかあ、というのが本音でした。坂本くんなら鉄板の演目、何故長野くんにミュージカル??と。「フォーエバーブラッズ」はもう少し歌寄りのショーなので楽しめますし、V6後期は長野くんならではのハイトーンが心地いい歌が増えていたのでシンガーとしては問題ないのですが、舞台、ミュージカルは低音部分の天性的な声の伸びがモノをいう印象があるので、長野くんには向いていないと思っています。「プロデューサーズ」のレオちゃんのように大化けするかどうか、期待と不安を感じながらの観劇でした。尚「プロデューサーズ」は10公演以上みていて、来日版、映画も見てるくらい、演目としても大好きです。
そしてやはり「プロデューサーズ」が見たいな〜と。今回もハマり役ではあるんですけど、過去見てきたキャラクターの域を出てないのかなと。スリーピースのスーツ、ミュージカルダンス(アステアステップ!)ラストのプロポーズのシーンなど、心を鷲掴みされるシーンはいくつもあるんですけど、「プロデューサーズ」のレオちゃんよりは大人しい。今このタイミングで何故このミュージカルだったのか?演目として適切だったかと、事業として成功させる手段が「プロデューサーズ」の劣化版だよな、とか、徴兵制のことは現時点かなりセンシティブなので(ロシア情勢を考えるとね)。
そして歌はやっぱり低音が厳しいかな?2回、3回とこなす動機にはなりませんでした。女性が可愛い、素敵なミュージカルで女性をジェントルに扱える雰囲気の長野くん、というのが魅力かなという感想です。
今回、トニセンは同時に10月〜11月にソロの仕事が入っていて、事務所内でのアサインはどういう感じだったんだろう。「シャイロックの子供たち」「つまらない住宅地のすべての家」「凍える」「バイ・バイ・バーディー」・・・井ノ原くんの同時期にTVドラマ2本主演というのもなかなかすごい状況ですけど、「凍える」と「バババ」のキャスティングが逆だったらどうだったんだろうなと妄想していました。長野くんの犯罪者役といえば「室温」と「デストラップ」がありますけど強烈な悪人ではないので、ちょっと「凍える」で新しい面をみたかった印象ですし、きっと岡田くんでいうところの「長野くんは崩れない」という面が出てしまうのかな。他方、坂本くんの「バババ」はひょっとしたら足の負担が大きいのと、女性が目立つミュージカルなので圧倒的主演感のある演目に温存しておくという選択なのかな。シュミレーションすれば適役だったんだなと納得してみたりしています。個人的に長野くん出演作は当たり外れが大きいので長野くんの良さが全面に出る作品をお待ちしています。というか、長野くんの魅力が最大限引き出せるのは「トニセンの仕事」か「岡田准一作品」だけかもですね。
いやいやメンズニベアは大正解でしょ??
以前から言ってますが長野くんには「ダンシング・ヒーロー」(原題:Strictly Ballroom)「パソ・ドブレ」を踊って欲しいんです。これ、元々は舞台作品だったはずですし、見た目ポール・マーキュリオに似てるし。実現をお待ちしています。
ところで、V6解散以降トニセンはフジテレビ系列の仕事が多いですね。戸高さんはTBS系列。個人仕事はテレ東とNHKに偏っている印象でしたけど、フジは思ったよりトニセン好き?。今後の展開を期待して。