Minato's memo

旅・エンタメ・日々の覚書

2023年夏 不思議の国ブルネイへの旅(1)準備編

夏季休暇、夏は長く休めないので海外渡航は・・・と、ちょっと躊躇したものの、タイミングよくブルネイ行きの航空券が安くなっていたので無理矢理行ってきました。直行便&レガシーキャリアというのがポイント。飛行機の時間もまあまあ(とはいえ帰国便は深夜・・・)これ、完全に対商社マン用(三菱商事)の飛行機なんだな〜と、現地で実感してました。なので、ハイシーズンに関わらずわずかに空席が。ちょっとビジネスクラスアップグレードもトライしてみようかな〜と思いましたが、国内線のJクラス的シートなので大人しくエコノミーで行きました。過去1回だけ席のアップグレードの経験があるんですけどね(東京→名古屋 短すぎw)

ブルネイ、行ってみたいな〜という気持ちは以前からありました。情報が何もないのがまた不思議な感じ。別にビザとかもいらないし、お酒飲めないというのは私にはさほどマイナスではないし。敬虔なイスラム教徒が多い国なのでそれがやや気がかりかな、くらいでした。イスラム教徒が多いだけで中国仏教、キリスト教もいてそれぞれの寺院、教会もありますし、ノンハラルの飲食店もあります。

GWにベトナムホーチミン・シティに行ったばかりなので旅のお作法を思い出したのか、前回ほど旅にまつわるトラブルはなかったです。行き帰りの空港〜市内の移動に苦戦したくらいで済みました。オイルマネーで潤うイスラム国家はアラブ首長国連邦、ドバイ以来で、ドバイは正直いい思い出がなくて今回はどっちかな・・・とあまり期待しないで行ったのですが、観光資源は弱いものの、異国情緒を味わうとか、治安の心配があまりないとか、街がまあまあ綺麗とか、気温も東京よりは低いとかwイスラム国家入門編としてはかなりいいのでは?と思いました。国が小さく、観光資源がそれほどないので2泊4日で充分かなとも思います。私は結構気に入りましてもう少し居たかったです。

GWの渡航後すぐに今回の渡航の準備をしていました。

・SIMを「ahamo」のeSIMに変更
最近日本国内でもWi-Fiが飛んでいるところが少なくなったので国内20GBを使える+国際ローミングサービス対応のSIMに変更。国内は1ヶ月10GBあれば事足りるのですが、久しぶりの国際ローミングサービス対応をチョイス。これでSIM差し替えが不要で、現地の回線に自動で繋がるのですが・・・3Gでした。ネットを見る分には問題がなかったのですが、後述する現地の配車アプリ「Dart」が使えなかったのはこのせいかな〜と。SIMはまだまだ、国内用と海外用は分けた方がいいかなとは思いました。

・現地配車アプリ「Dart」のインストール
これを日本国内で準備したのが恐らく仇になりました。普通に事前インストールをしていたのですが、前日にアップデートがあったようで、1からの設定になってしまい、SMSにパスコードが飛んで来ず、何もできなくなってしまいました。これでブルネイ空港到着後の移動が「積む」状態に。予定より早く空港に着いた+入国審査も瞬く間に終わったので、ひょっとして路線バスに間に合うかな〜と思ったのですが、待てど暮らせどバスは来ず(その理由は帰国時にわかりました)18時を過ぎる前にタクシーでの移動に切り替えました。市内へは一律25ブルネイドル(BND、1BND=90円くらい)とのこと。猛者はもっと安く移動できるよう交渉するようですが特別ボリ価格ではないそうなので、18時前後に着くなら、空港からの移動はタクシーでもいいように思います。そしてこのアプリ、帰国後再度設定を試したら・・・ちゃんと使えるようになりました。ローカルアプリを使う際初期設定は現地で、が今回の教訓です。

これで観光の足回りが・・・にならなかったのは恐らくリリースされたばかりのアプリ「Dart shuttle」が使えたからです。

これは現地でアプリをダウンロード&インストールしたので普通に使えました。ローカルバスが時間が読めない&停留所が不明な中、営業時間内で有れば10分もかからず1~2BNDでエアコン付きの綺麗な車両がやってくるのでどう考えてもこちらの方が便利でした。

・持ち物の選定
「旅行携帯品」と「災害用備蓄品(療養用ストック品)」って似てるな・・・と前から思ってまして、災害用備蓄品をローリングストック→旅行用に転用。ビタミン剤と熱中症予防タブレットに今回「サラミ」を加えました。サラミはオーストラリアあたりだと没収されそうですが、結構ありかも。現地でがっつり3食美味しいものを食べられるのも厳しくなっていますので胃腸を休める意味でもちょうどよかったです。


コロナ療養期間中にビタミン不足になりそうだったのでそれ以降ストックしてましたが、今この容量のものは扱いがないようで、20日分を備蓄するかは考え中。肝機能が過敏なのか、同じ会社のグミタイプを常用していたら検査で引っかかってしまい、以降薬っぽいものは市販品でも飲まないようにしています。はやり食事での摂取が基本です。

・現金
シンガポールドルブルネイドルは等価だということで事前にシンガポールドルを用意しようと思ったのですが・・・成田はちょっとレートが悪く。結論、現地空港で換金の方がレートが良かったです。途中ATMでもキャッシングしましたが、50BND=10BND×10枚で出てきたのでATMキャッシングでも良かったです。ただブルネイ空港でちょっと待たされ、ATMに辿り着けなかったので移動を急ぎたかったのもあり、タクシー代分は事前に用意か送迎を頼むかの方が良いですね。尚10BNDは日本の1万円札扱いでした。屋台で受取拒否。クレジットカードはVISAとmasterは使えましたが、ローカル店舗はほぼ現金オンリーでした。1BND=90円、円安が進んでいるせいかな?シンガポールブルネイドルが等価で、日本円とは1BND=100円とした方が計算しやすそうですよね。

・入国カードのウェブ登録

出発直前くらいにこの登録が必要だと知りまして、ウェブでぽちぽちと。これやらずに行ったら入国審査でどうなったのかな?指紋は10本分全て取られました。入国審査、質問されたけどやや聞き取れず・・・あれ、TOEICの成果は??

台風の進路が気がかりでしたが、私の渡航期間は手く避けてもらえて、お天気にとても恵まれました。ブルネイはほとんど台風が来ないそうです。

ターミナル2に比べてターミナル1の方が出国エリアで遊べました。ターミナル2もこのあとリニューアルするみたいで、ようやく国際空港の華やぎが戻ってきますね。そして出国エリアのセブン・イレブン。強すぎる。

きっかり定刻通り。ロイヤルブルネイ航空の配色は明治学院大学のロゴ風(明治学院大学のロゴは佐藤可士和氏デザイン)

機材はエアバス320。国際線と考えるとシートピッチは狭いです。

離陸前にアザーンが配信。安全に関する説明が美男美女で、大人っぽいつくりでした。

オールドモスク。ニューモスクの豪華絢爛さに比べて国民憩いのモスク、という感じがします。ほぼ毎日、見に行ってました。車社会で歩いている人がいない、という話でしたがこの辺りはさすがに歩いている人がいました。想像よりも徒歩の人、多かったです。良かったよ・・・もっと浮くのかなと思ってました。ただ、夜も安全とはいえ、店も開いているとはいえ、基本的には夜出歩いている人はいませんでした。お酒が飲めない国なのでそういうお店もないのですがそもそも夜間に出歩くという文化がなさそうです。