Minato's memo

旅・エンタメ・日々の覚書

2023年夏 不思議の国ブルネイへの旅(2)街歩き編

2日目、3日目と街歩き。ホテルはバスターミナルそば一択。これは正解でした。想像以上に公共交通機関がなくて、唯一、ちゃんとバス停だとわかるのがバスターミナルのみ。あとは、バス停のサインがないところがバス停だったりして、なかなか難易度が高かったです。バスターミナル自体も最近移転したばかりでバス停のサインを移動していないのかも。そして、到着時にこないと思った空港での市内行きのバスも、バス停サインのある到着フロアではなく、出発階の方に停車。バス停もないし、帰りに使った時は私を降ろしたらあっという間に走り去ってしまいました。旅行者への配慮、一切なしwこんな感じだったので帰りの空港移動は公共バスが動いているうちにと、相当早く移動したのも正解でした。帰りだけでも送迎ありのホテルにした方がよいと思います。バス料金は一律1BND。

でも・・・それでいいのかなと。ビジネスで来る人はともかく、観光客って自分を含めてリピートする人ってそんなにいないじゃないですか。普段の土地の営みにちょっとお邪魔させていただく体裁でいいと思うんです。今回の旅で自分の旅スタイルが明確になったなというのが収穫でした。

ですが、全く足がないわけでなく、「準備編」でも書きました「Dart shuttle」はかなり便利でした。ニューモスクへは公共バスで行ったのですが最寄りのバス停で降り損ねて、バス停二つ分にしては結構あるな・・・どうしよう、と思ったところで使ってみました。待ち時間10分くらいで結構綺麗な車両がやってきました。市内一律料金でエリアを跨ぐと追加料金。最終日バスターミナルに戻るときにも使いました。色々シュミレーションしてみて、空港最寄りの競技場まで行ければ徒歩2kmで空港まで行くことは可能ですが、空港周辺が徒歩では難しいかなと。夕方の渋滞がえぐいので公共交通用の専用レーンとかあればいいのかなと思いました。

市内、徒歩が難しいのかなと思ったらそうでもなく、ちゃんと歩道もありました。子供への学校の送り迎えなども車で、そのために職場の日中の休み時間が長めとのこと。人口が少ないので自動車、自動運転の実験国に名乗りをあげて欲しい気がしました。

バスターミナル。朝は結構早くから動いていますが、夕方の営業終了は本当に早い。どのくらいかな・・・みていたら、夕方は17:20前後が終バスのようです。到着時間が18:00になるのが最終という感じです。

38番は空港に行きます。撮影時刻17:38。このバスだと空港へは18:00頃到着するのでこの時間くらいまではバスがあるようです。この日は日曜日だったので空いてましたが18:00前後は渋滞するので逆にもっとバスの本数が少ないかも。

空港、出発フロア。道路には「BUS」のサインがあります。「ここに停車する」というアナウンスをしていないのはミニバスで、本数がないからだと思います。旅行者はタクシーかDartか、送迎にしろということです。

Dart shuttle」「Dart」が使えなかったのでこのサービスは本当に救いとなりました。18:00を超えるとサービス外になりますので、使い方には注意が必要。それでもゾーン内一律1BNDは安過ぎです。支払いは現金オンリー。単位が簡易なのはサービスを担っているのが他国の人々だからでしょうか?バングラデシュ人、マレーシア人、インド人あたりが多いようであとはフィリピン人。ブルネイは資源国なので実質ベーシックインカム実施国になります。「人員輸出国」が選ぶ先として、ブルネイもその一国なんだろうなとは思うんですが、居続けるにはイスラム教の文化・戒律的に色々しんどい印象です。ベトナム人がいないような気がするのはそのせいかなと思います。

このアングルが一番有名でしょうか。「スルタン・オマール・アリ・サイフディン・モスク」通称「オールド・モスク」。

別アングル


制限があるものの、ツーリストの入場も可能。入り口でフードコートを借りてねずみ男スタイルで入場します。受付の方は皆親切でした。

制限エリア内なら撮影もOK。白地に金の装飾で品があります。


背の高い建物が少ないので空の変化がとても楽しめます。夕焼けにモスク。異国情緒に浸る瞬間です。


この日は何かイベントの開催だったようです。

あ、自転車のひと!走りたい〜(うずうず)

現在の国王在位25周年を記念して建てられた「ジャミ・アスル・ハサナル・ボルキア・モスク」通称「ニュー・モスク」。市内から少し離れていています。こちらも一部入場可能です。コートを借りたとき、「もう少し小さい方がいいよ」と。本当優しいです。

休憩ポイントが充実しているのでここで1日ぼーっとするのもありな感じなくらい、広くて綺麗です。

撮影OKポイントが少ないようで・・・。間違えて撮影しちゃったものが多い気がする。もう少し早く来て、丁寧に探索したかったです。

ブルネイ「ロイヤルレガリア」オールドモスクとここでギリギリ徒歩圏内です。こちらは入場5BND(ツーリスト価格。ブルネイ国民は無料)

撮影可能な場所はここだけ。国王の歴史博物館です。

イスラム教は「国教」ではないので仏教寺院やキリスト教教会もあります。教会の方は見なかったのですが、中国寺院はバスターミナルそばにあり、お散歩コースでした。

ブルネイ川沿い。来てみて、水辺萌えとしてはかなりポイントが高かったです。

対岸は「カンポン・アイール」対岸に渡るだけなら片道1BND。


渡ってみましたが・・・・「怖い」の連発w。ライフジャケットとか、スマホの水没対策とか、皆無です。

こういうところ、好きな人はいいんでしょうけど・・・。通路両側に「柵がない」とか、木の隙間が空いているとか、水深、そんなに深くないはず(干上がる時もあるとか)で危なくはないはずなんですが、足がすくんでしまいました。(注 私は高所恐怖症)「安全」に対するハードルが思ったより高いんだなと、こういう場面に出くわすと実感します。もう少し探索をしたかったですが・・・・断念。なおこのエリアは決して低所得者居住地ではなく、好きで住んでいる人が多いそうです。水辺、涼しいですしね。

カラフルな壁面塗装。建物そのものは質素な印象です。

空港に隣接のモスク。こちらは入場不可。

首都でこんな空が拝める国って、そんなにないと思います。街中もかなり清潔、この風景だけでも来てよかったなと思いました。雨はちょっとだけ降られましたけど、空港へ移動する時間だったので滞在には全く影響がありませんでした。自身の晴れ女伝説は継続です。