Minato's memo

旅・エンタメ・日々の覚書

坂崎幸之助 K's TRANSMISSION 2000.5.5(金)井ノ原くんゲスト回 1回目

こんなに楽しみに待っていたラジオはないですよ。自分が長年好きな人のラジオに今激ハマな人が出るという図。呼び込む前に「やっとスケジュールが合いまして・・・・ジャニーズ系は忙しいですからねぇ」と言ってましたがそんなのプロモーション期間でないと出演しないのはアルフィーも一緒でしょ(笑)今回ひとつ残念なのはこの日の放送が生放送でなかった事。この時期は春ツアー真っ最中で、このOA日は九州ツアー中。生でなかったので、メールやFAXの方がライブ感が全くないという…というか自分が送れなかったのが悔しかったです。そうはいっても事前に「井ノ原くんはフォーク好き」とか、「TVでアルフィーやっていた」というのは耳に入っていたようで、随分前からゲストに呼びたかったようです。このラジオ気を付けて聞いていると、ジャニーズ関連の番組チェックするより早くOA情報が分かったりしますし、坂崎さんはキンキとの共演が多いので彼等の事、良く喋ってるんですよねー。私は他の人の口から出る彼等の話がとっても好きなので早く直接対決が見たい、と思ってました。お正月に少し共演しましたがバラエティではねぇ。それでは本題です。

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坂崎さん;(以下「坂」)
「さてお待たせしました!番組では以前から『呼んでくれ!坂崎さんと話が合うぞ』という事で…V6のイノッチです」

井ノ原くん;(以下「井」)「よろしくお願いしまーす」
坂;「意外と若いんだよね。誕生日がもうすぐ…」
井;「あと12日待てば24才になります」
坂;「年男という事で…まぁ若いったって世間から見たらどうなんだろうね」
井;「どうなんですかねぇ…でも僕まわりがずっと上の人ばっかりだったんで」
坂;「まわりが?」
井;「事務所の人達が皆年上の人達だったんであんまり24才という意識がなくて…」 坂;「あ、もっといってる感じ?(笑)けっこうオッサンくさかったりして(笑)フォーク好きって事で今日はFAXもいっぱい来てるんですよ」(本当か??)
井;「あ、そうですか」
坂;「だいたいが井ノ原君はフォーク好きな事で有名。或いは中津川フォークジャンボリー に参加したかったとか」←これすごいよ(笑)
井;「あはは」
坂;「何でそんなにフォークが好きなのか」
井;「あの坂崎さんのこの間のCD[坂崎さん編のフォーク大全集が1999年11/3に発売になっていて『ネクジェネ』でもかけてたものだと思う]も僕頂いたんですよ」
坂;「あ、そう。いいの入ってたでしょ」
井;「聞かせて頂きました。結構いいの入ってますよね」
坂;「知らない曲とかあった?」
井;「ちょこっとありました」
坂;「ちょこっと…?」
井;「(笑)『あ、これ知らねぇ』と思ったのがちょっと悔しかったり…」
坂;「でもあの頃の曲って好き?」
井;「好きですねー」
坂;「基本的な事から聞いちゃうと…いつ頃からなのそういうフォーク好きは?」
井;「最初に高校・・・17歳くらいの時に舞台やってたんですけどその中にフォーク好きの人が いてあんまり僕興味なかったんですけど、最後終わった時『お前よく頑張った』って友川かずきさんのCDもらったんですよ(笑)」
坂;「いきなり?(笑)」
井;「いきなり(笑)いきなりそれできたから。それからどんどんいろんなの聞くようになって…あのURCの再版というかCDでいっぱい出たじゃないですかそれでどんどん 買うようになって」
坂;「URCものは相当出たもんね。じゃぁ片っ端から?」
井;「片っ端から」
坂;「あぁそう!(喜)初めてさ、例えば高田渡さんとか遠藤賢司さんとか聞いた時どんな感じがした?それまで聞いた事なかったでしょ?」
井;「聞いた事なかったです。…高田渡さんは…あれ何だっけ『生活の薔薇』を聞いて 声質が好きでしたね、僕は」
坂;「ポヨヨ~ンとした感じ?」
井;「ポヨヨ~ンとした感じ(笑)何かCDで『ごあいさつ』か何かで途中でトークとか 入るの持ってるんですけど喋りが細々としてて…ライブのやつだと思うんですけどその声が好きで」
坂;「あのライブは多分まだ高田渡さんが20才位の時で相当若い時だよ[注:高田渡さんはこの時点で51才です]『自衛隊に入ろう』とか?」
井;「ああそうですね」
坂;「違和感なく?」
井;「違和感なく入りました」
坂;「そう…なんだぁ不思議だなぁ…24だろ…?俺と22違うんだから。下手したら倍なんだから」
井;「ああそうすか。ああそうですね」
坂;「俺は結構リアルタイムで聞いてるからね。中学からだな。俺は日本のフォークは 思いっきり聞いてたもんね。それを話しても結構通じる位知ってるというのは俺としては驚異だね。不思議だよね。でその時代の歌があるじゃない?そういうのは結構古い感じがする?中身が?」
井;「あーいやーでも逆に今もしかしたら新しいかもなって感じがしますよね」
坂;「今聞いても…例えば高田渡さんの『値上げ』とかね。今でも通じる歌がいっぱいあるじゃない?そういうのが1970年より前にあったとか思うと音楽の深さとか感じるだろ?」
井;「感じますね」
坂;「すごいですね~(笑)面白いなぁ。
あとはトニセン3人がよくアルフィーをやっているとかですね」
井;「ああー何か…」
坂;「『アルフィーです』って言ったりとか。
98年12/20プライベートパーティーでとか」
井;「えっ?」[忘れてんのかい]
坂;「98年12/20」
井;「ああー何だっけそれ?あのーあれなんですよ前『V6の素』という番組で…今は『マッハV6』っていう番組なんですけどそれで物真似をしたんですよ。」
坂;「知ってる知ってる!『恥ずかしい物真似』でしょ」
井;「あはは(笑)僕桜井さんやったんですよね」
坂;「そうそうそう。ちっとも似てなかったけど大爆笑」
井;「似てなくて笑っちゃった」
坂;「そういうのあるよな。全く遠くてみたいな」
井;「それで3人でギター持ってたから…あのプライベートパーティーって多分シークレットライブやったんですよ。プロのギターの人2人と僕もちょこっと弾いて。その時ギター持っていたんで言うことなくてどうしょうかなと、ちょっとつまっちゃって『アルフィーです』って」
坂;「3人だから?」
井;「その時の物真似が皆の中で思い浮かんだみたいで」
坂;「ああなるほどね。坂本くんは亀戸出身と」
井;「そうです」
坂;「ねぇ。だから結構下町…井ノ原君は浅草と…まぁ生まれだけでそんなには住んでなかったと」
井;「そうですね。6才位までですね。坂本君はもう最近まで住んでたみたいですけど」
坂;「亀戸!すごい下町はバカに出来ないよ!皆、錦織一清もそうよ、あれは平井だけ どね」
坂・井;「(笑)」
坂;「同じ学区だからね(笑)結構居るんだよね。よくね総武線でジャニーズJr.系の子達が通っているという話聞いた事あるもん」
井;「あ、本当ですか」
坂;「前に、もうえらくなった人達かもしれないけど。さてと今日はギターを持ってきてもらっているんで井ノ原君にはあとでちょっと弾いてもらおう。ね。まず曲じゃあ…これは?」
井;「新曲なんですけど5/10発売なんですけど佐藤竹善さんに作曲して頂いたんですけど『IN THE WIND』という曲なんですけど6人久々にユニゾンで歌ってます。聞いてください『IN THE WIND』」
(曲・CM)
坂;「今日はV6の井ノ原くんをゲストにお迎えしていますが…えーとフォークソングにお詳しいという風に本当にFAXも沢山頂いてますが(笑)主にどんな人が好きですかという事で」
井;「そうですね…はっぴいえんどとか一番好きですね」
坂;「ああやっぱその頃の70年代ですね」
井;「そうですね。でそこら辺の流れとかいろいろ枝分かれしているところを見ていくと小坂忠さんとか出てくるじゃないですか」
坂;「小坂忠さんのアルバムとか買っているの」
井;「買ってます。『機関車』とか」
坂;「(歌い出す。イノも加わる)おお!すごいですねー。小坂忠ってその前にエイプ リルフールというバンドやっていて」
井;「そこで一緒だったんですよね。そっからまた枝分かれしてという感じですよね」 坂;「後藤次利さんも一緒にやってたんですよね…詳しいなぁ!もう田家秀樹さんいらないんじゃないか??(笑)」
井;「(笑)」
坂;「すごいなイノッチは。そんだけ詳しい20代はあんまりいないだろうなぁ。この番組を聞いてる連中もそうとうコアなフォークファンもいるんだけどだけどねかなり詳しい方だと思うなぁ」
井;「そうすか」
坂;「ではっぴいえんどが一番であとは?」
井;「高田(渡)さんもそうだし遠藤賢司さんもそうだし」
坂;「でもね、あんまりメジャー系じゃあないでしょ?だいたいフォークっていえばかぐや姫とかアリスとか吉田拓郎さんとか売れた人達方いきがちですけど井ノ原くんの場合は逆にURCとかマイナーなとこにいってますけど」
井;「この間あのはっぴいえんどの写真展に行ってきたんですよ。福岡で」
坂;「そんなのあったの??すごいなそれ」
井;「大瀧(詠一)さんと兼信(?)さんの2ショット写真とか。いいもんみたなと」 坂;「誰が撮ったのそれ?」
井;「ずっと一緒に回ってた写真家の人がいてその人が撮ってて写真展をやったんですよ」
坂;「すごいねそれ」
井;「サニーディサービスの曽我部君とよく一緒に遊ぶんですよ。で情報交換とか」 坂;「あっ!彼も好きだもんねー。あっそうか」
井;「URCの監修やってますからね。それで何かいろいろ」
坂;「そうかーそこかー!よし!俺も仲間に入ろう!」
井;「(笑)是非お願いします」
坂;「そうかー彼はそうそう、あの辺大好きなんだよね。だからサニーディサービス自体も最初聞いた時なーんかはっぴいえんどのにおいがするグループだなぁと。若いのにーって。そのもう次の世代だもんね井ノ原君は」
井;「そうですねちょっと下ですね。5コ位下ですかね」
坂;「不思議ですねぇ。今日はギターを持ってきてもらって。ギターはいつ頃からやってるんですか?」
井;「これは高校生位からやっているんですけどあんまり練習してないせいかあんまり 上手くないんですけど(笑)」
坂;「でも結構ジャニーズ事務所にはギター好きがいるじゃないですか」
井;「そうですねーキンキとか皆一緒にやってるじゃないですか。坂崎さんとか。で結構キンキとかも僕ん家来てギターとか弾いたり遊んだりしてたんですけどいつの間か皆どんどん上手くなっちゃって(笑)」
坂;「(笑)あいつらは本当に上手いよなー。練習しているもんなー。特に剛は本当虫 だね。ギターの虫。じゃあせっかくですから何か一緒にセッションしましょう!」
井;「お願いします」
坂;「普通曽我部くんとは何かセッションしたりするの?」
井;「やんないですねー」
坂;「やんないの?喋っているだけ?」
井;「いや、あんまり…店で会う位なんで」
坂;「情報交換位か。こういう古い歌をセッションしたりとかという機会はあるの?」 井;「ないですね」 坂;「あ、ないんだ。そういう時は是非私を呼んで下さいよ」 井;「是非お願いしますよ!初めてですよこうやって喋ったの」
坂;「もうはっぴいえんどから何から全部(笑)それで持ってきてくれた歌がすごいよね。遠藤賢司さん『カレーライス』(笑)じゃあ俺アルペジオ
井;「わかりました。じゃあ僕ストロークいっていいですか」
坂;「いいよーじゃあいきましょう、イノッチ&幸之助の『カレーライス』を」   [歌 『カレーライス』1999.12.18トニコン石川1部でもやってます〕
坂;「よぉっ!いいですねー!」
井;「ありがとうございます!2番までやらせちゃって(笑)」
坂;「いやーなかなかいいですよー!ストローク系は得意?」
井;「そうですねーストロークばっかりですね、たまーにアルペジオやりますけどね」 坂;「アルペジオやろう!スリーフィンガースリーフィンガー!!はっぴいえんどをやるにはあの細野さんの…」
井;「細野さんの『風を集めて』とかって曽我部くんも言ってたんですけどどうやっても一ケ所だけ出来ない所があるって言ってるんですよ」
坂;「あ、そう言ってた?どこだろ??」
井;「一ケ所だけ譜面通りやっても同じ音が出ないって」
坂;「じゃあギターダビングしてんのかなぁ。細野さん相当凝ってるからね。あの人。…この2人はすごいな。この井ノ原・曽我部コンビは結構強力な話題をしてるんだなぁ、メシ食いながら(笑)わかんないとこあるって?よし!俺がその辺を追求しよう!またどっかでやりたいねぇ。こういうの」
井;「そうですねー是非ハイ」
坂;「ライブは?V6は…?」
井;「V6は夏ですね」
坂;「主に夏なの?」
井;「主に夏、冬、秋…秋はトニセンだけでやるんですよ。」
坂;「ああそうなんだ。トニセンのライブは全然V6と違う?」
井;「違いますね。まず会場が違うんで360°使ってるんですけどV6は、トニセンは片面だけ。大きくて国際フォーラム位までで」
坂;「弾き語りとかやんの?」
井;「やります」
坂;「あーちょっと呼んでくれよぉ」
井;「(笑)是非」
坂;「遠藤賢司やろうぜー『夜汽車のブルース』やろうぜ(笑)…あとの2人はどうなの?」
井;「2人は…ギターは一生懸命今練習しているみたいですけど聞く曲がまず違う」 坂;「いや、普通はそうだよな。遠藤賢司はっぴいえんどを聞いてる奴はそうはいないと思うけど(笑)拓郎さんとかはあんまりハマってない?」
井;「拓郎さんは…少し好きです。やっぱり好きですね。僕、加川良さん大好きで」
坂;「あっ!加川良さんといえば!(といって歌い出す。『いのち』という歌詞が出てきて、まるで井ノ原君のテーマソング 笑)
井;「で『加川良からの手紙』って拓郎さんの。それでどんな感じなんだろうって」 坂;「逆ですねー(で『加川良からの手紙』を歌う)いいよなあの歌可愛らしくて、じゃ    あの頃の拓郎さんのアルバムとか聞いてるんだ」
井;「あの『人間なんて』というレコード持っててそれで小室等さんとか参加してて、この間僕もJFNという所でラジオやってるんですけどそこでちょっと流させて頂いて」
坂;「(苦笑)シブいの流すねぇ。『人間なんて』かぁ。かぐや姫とかオフコースとかは?」
井;「何だっけ?僕オフコースで一番好きなの(といって歌い出す)」
坂;「ああ。『冬と夏の間に』あれオフコースのデビュー曲だもんね。結構シブイなぁ、面白いですねぇ」
井;「こういう話って普段出来ないから(笑)分かってくれる人がいないんですごく今日は充実した気持ちです。すっげー嬉しいです」
坂;「でもそういう人達と会った事あるの?いわゆる現役でやっている人」
井;「エンケンさんは1回番組に来てもらってサインとかして貰って」
坂;「その位?」
井;「あと大杉蓮さんという役者さんがいるんですけどその人が高田渡さんとかに僕の話はしてくれているみたいなんですけどね」
坂;「ああそう。今度一度そういう人達と会いましょうよ」
井;「是非会いたいです。本当に」
坂;「今日は時間がなくて、もう時間になってしまいましたがまた時間がありましたら来て下さい。じゃあお別れに…」
井;「それでは聞いてください。20th Centuryで『START ME UP』」
坂;「どうもありがとうございましたーイノッチでした」
井;「ありがとうございました」

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放送2時間のうち、出演は30分。次の出演があるかどうかはわかりませんが曽我部くんも加えて3人でセッションしたいとこの日の放送の締めで言ってました。しかし、あまりのマニアックぶりに名前出てきた人の漢字がわからなくて・・・私は高田渡さんくらいしか知らないから。その度に検索エンジンで調べてました。「はっぴいえんど」は聞いた事ある。という訳でVファンが聞いたら誰もついてこれない(笑)内容と、こうやっておこしてみるととてもアイドルとは思えない落ち着きが素晴らしい放送でした。ちなみに錦織先生の名前が出てましたが、坂崎さんは一時期ニシキと仲良しでよくお互いのラジオに出演していました。「6学区同盟」(東京の下町に当たる部分が高校の学区に)というのを作ってたんですよ。あと森川由加里林家こぶ平とか。とにかくこの頃の放送はかなり面白かったです。うっかりセッションしてましたが比べちゃうとやはり井ノ原くんのギターは要精進ですね。坂崎さんは業界でもトップクラスでアコギが上手いと言われてる人なので比較しちゃうと可哀想なのですが(笑)私は是非錦織くんと井ノ原くんと坂崎さんのセッションが見たいと思いました。