Minato Sugisawa's memo

旅・エンタメ・日々の覚書

トリノ五輪 選手紹介(2)男子シングル編

SP 日本時間2/15 3:00AM 
FS 日本時間 2/17 3:00AM

波乱がなければ「プルシェンコと愉快な仲間達」な男子シングル。そうはいっても前回も大波乱で本田君が2位スタートとなったので。また新採点の影響をかなり受けたのが男子シングルで前回五輪時上位にいた選手で今回五輪にエントリーしてきたのはプルシェンコとチェンジャン・リーのみ。リー君はエントリーしてきたものの今回上位にこれるかはかなり微妙です。

エフゲニー・プルシェンコ(ロシア)
圧倒的なパフォーマンス力を誇り、「天才」「怪物」と変わらず言われ続けてますが、この4年間は怪我との闘いでした。また明確なライバルもいない、違う意味でのプレッシャーとの闘いだったと思います。きちんと調整出来て、そして精神的にコントロール出来れば、まず悲願の金メダル獲得、となると思います。あ、新採点のルール違反にも気をつけて。
ISUランキング1位
2003年、2004年世界選手権1位
2002年ソルトレイクシティ五輪銀メダル
ステファン・ランビエール(スイス)
世界大会デビューは結構早いんですが、ここ数年学業を休んでスケートに集中した結果頭角を現してきた、スイス人らしくスピンの回転軸がものすごい細く早い選手です。トリプルアクセルに難がありますが、4回転を2回プログラムに入れられる確実性を持っていて、プルシェンコとはまた違った男性らしい迫力のある演技を見せます。直前に怪我をして2週間練習出来ないというのも大きな不安材料です。
2005年世界選手権1位
2005年GPF1位。

ジェフリー・バトル(カナダ)
「新採点の申し子」と言われる位、ルールに準拠し、スケートの滑り質の高さを武器にディビット・ウイルソンの世界を的確に表現出来るスケーター。シニアデビューで評価がついたのは日本からなので日本での人気がとっても高い、笑顔がとても爽やかな(死語)印象です。滑る質の割りにジャンプに難があるのが滑りの良いと言われるスケーターにありがちですがジャンプも決まれば綺麗に流れるのでノーミスで来た時の点はかなり上位を脅かすかと思います。
2005年世界選手権2位
2005年GPF2位
ISUランキング2位。

高橋大輔(日本)
どの順番で行こうかと思いましたがここに。出場枠が1つしかないからといって上位にこないとは限らない、典型例です。実績としては乏しいのですが、滑りのクオリティと曲想はいいので4回転を成功させてくれば、本田君並の成績は期待出来るかと思います。精神面は脆さというより、集中力次第。2004年の世界選手権では本田君が代表落ちの中第1エースの立場で4回転決めてますから。全日本以降燃え尽きていないといいですけどね。SPとFSを揃えるのも課題。
05年GPF3位

ジョニー・ウィアーアメリカ)
少女マンガに出てきそうな風貌だった昨季に比べて少し筋力が増したのか体格が良くなった印象があり、結果技術的な精度がやや落ちてるかなというのが今季の印象です。スピンも滑りもステップもいいのですが同じタイプのバトルと比べるとどうしても小粒感があります。そういう意味ではアメリカ勢にしては個性が弱い。そしていい時はいいんですが、少しハートも弱いかも。
05年世界選手権4位

エヴァン・ライサチェクアメリカ)
やや質の良くないジャンプなのでノーミスなのに点が伸び悩むタイプです。キャロルコーチがついていますので大きい試合での確実性は高いです。2005年世界選手権本命不在で力の入りすぎた対抗選手が自滅する中、自分の力をきっちり出して3位入賞となりました。総トータルで劣るものの、波乱が起きた時に強いタイプ。

エマニュエル・サンデュー(カナダ)
こんな位置でいいのか悩みましたが、スタートは多分この辺なので(笑)SPをやる意味を疑問視したくなるようなFSでの挽回ぶりが毎度面白いです。練習嫌いでSP嫌い、でもジャンプが決まると途端にプルシェンコを追いつめるだけの演技を見せます。スピンも滑りも一流の域でダンスレベルはプロ並み。前回五輪でも代表入り確実だったのですが怪我で出られずお茶の間ファンには初披露という感じですね。
2003年GPF1位

ブライアン・ジュベール(フランス)
今季やや元気がないのが気になります。4回転ジャンパーで一時期ヤグディンが指導していたりしましたが「滑りの質に難がある」(ヤグディン談)という事で新採点への対応が遅れている選手の一人かも知れません。衣装のセンスもフランス人にしては・・・(苦笑)あれはモロゾブの仕業なんだろうけどね。
04年世界選手権2位
ISUランキング4位
チェンジャン・リー(中国)
新採点は中国選手には本当大打撃で殆ど上位にこなくなってしまいました。男性らしい、小技のない演技はしばらく過去の話になりそうですね。という事でローリー・ニコルによる振付で新境地開拓だったようですが、対応しきれてない印象。五輪で是非4回転、見せて欲しいです。
2005年世界選手権5位
ISUランキング7位

こうやってみると選手入れ替わり過ぎ。ロシア勢の5連覇と2種目制覇は達成かな。前回大会は4回転の成否というのが鍵だったのですが、今回は金メダルに関してはそれは条件のひとつに間違いありません。でも2位3位となると4回転の成否よりはパーフェクトな演技になるかもしれません。怪我多いですからね・・・男子。