Minato Sugisawa's memo

旅・エンタメ・日々の覚書

トリノ五輪(6)女子シングルSP

余裕をかましていた今回の五輪観戦ですが、女子のドローが終わった途端緊張してきてSPをライブで見る勇気がありませんでした。眠れなくなるしでもTVつけられないし・・・(我ながらチキン・・・)結果の出た時間を見計らってネットに繋いで、安堵して涙して、急いで演技をチェックしてそれで会社行くという(呆)よく一日お勤めもちましたよ。昨日帰りが遅かったので本日主要演技をチェックしました。

日本勢一番手、安藤美姫ちゃん。スケートのワンストロークが非常に良く伸びていて滑りとスピンは良かったと思います。あれだけのプレッシャーの中、良く滑ったとは思いますが、いかんせんトレードマークのジャンプをミスしてはどうしようもありません。あとあちこちで言われてましたがワダエミの衣装はどうなんでしょうか?過去有名デザイナーにお願いしていい衣装だった試しは・・・(以下略)リメハンメルの有香ちゃんの「パキータ」用の青い衣装はモリ・ハナエで、はやり不評でした(笑)あの衣装はライト下では結構綺麗なんですけどね。今思えばあれ変更になる前の曲用(二人でスローダンスを)だったんだろうなー。対して今回のSPの衣装はいいとこがないですよ。そうなると美姫ちゃんは美的センスはいいものがあるんだなーと感心したり。

SP8位。
荒川静香ちゃんは全日本よりスピンの精度が上がってました。パーソナルベストも納得。静香スパイラルでバランス崩したのがちょっと惜しまれますが、ジャンプの流れもいいし、何か演技が良すぎて笑顔が良すぎで、本当いいもの見せて貰った、そんな感じ。佐藤有香ちゃんに「一番いいところ」と言われた(笑)ラストのポーズでの笑顔、神々しい出来でした。有香ママ、佐藤久美子コーチは娘の五輪でも現地に行ってないのに、すごい強運ですね。衣装はモロゾブクオリティですね。あれは静香ちゃんにしか着こなせないでしょう。個人的には白い部分は金色がいいな~。白いからこそ貴族的な美しさが出るですけどね。SP3位。
村主章枝ちゃんは最終グループで、現地情報で調子いいと聞いてもどこか心配でした(苦笑)演技はノーミスでゆとりを感じさせる出来で良かったですが、構成点が上位6人中最下位という得点でその煽りでややPCSが出なかったかなーと思いました。相対的にはあれ以上の点は今回のSPでは望めないかな。それと、個人的にはフラメンコの表現が浅いと思います。どちらかというと身体の反応が鈍い人なのであれ以上のキレは難しいとは思いますけどね。過去、クワンのフラメンコって凄かったからついそう感じました。SP4位。

上位陣ではスルツカヤ、プレッシャーを感じてきているのかそれともレベルを上げたのか、やっぱりスピンの回転が甘くなっている印象でした。スケートのスピードは相変わらず速いし、ジャンプは高いし、流石というところ沢山ありましたが突き抜けた出来ではなかったのが少々混戦になってしまいました。身体の稼働域は相変わらずすごいです。SP2位。
コーエン、SP最終滑走とはこれ何かやっちゃうかなーと思いましたがやったのは完璧ノーミス演技。表情から作って高さはないけど途切れる印象がまるでないスムーズな演技構成と音楽を忠実に表現し、要所で身体の柔らかさをアピール。スピンの早さも全米より良くなっていました。やんちゃな印象でしたけど、大人になったなーと思いました。SP1位には文句がありませんというか、上3人は同点と考えた方がいいんじゃないの?
マイズナーはものすごい仕上げてきました。TVでも言ってましたけどNHK杯とは別人。3T+3Tも綺麗でした(トゥ・アクセルという噂もありますが・・・)表現という点では物足りないですが正直ここまで出来るとは思いませんでした。スケートもワンストロークがすごく伸びる。今回のディーンの台風の目はマイズナーかなと思いました。SP5位。
そして来ました!超新生グルジアゲデヴァニシヴィリ。演技構成はジュニア用でまだ易しい筈ですがそれでも手足の使い方は綺麗でジャンプも高い。ものすごい素材が出てきましたね。真央ちゃんうかうかしていられないでしょう。グルジアっていえばバレリーナのニーナ・アニシヴェリの出身国で彼女が元グルジアフィギュアスケーターだったという有名な話がありますが、そういう流れを汲んでいる、そんな印象です。SP6位。
エミリーヒューズ。サラがちらっと映ったり注目度は抜群。エミリーは全米と出来にそう差がないかなーと思いました。ややスケーティングが雑かな。スパイラルはさすがアメリカ人、綺麗ですね。ジャンプを降りた後のポジションとりも早いし、こういうとこはきちんと訓練されているんですね。SP7位。
カナダのロシェット。スケートのワンストロークが短くて点のでずらいタイプですが、SPの選曲と振付が絶妙に良くてかなりいい印象のプロでした。ウイルソンって凄いね。
ハンガリーのセバスチャン。今季怪我で調子落としていたんですよ。SPも結局ジャンプひとつミスしましたが、軸の綺麗なジャンプと個々の演技スキルも上がっていて、「あ、努力したんだなー」というのが伝わってきました。曲も合ってましたね。
リアシェンコ。ユーロを腰の怪我で欠場して心配していましたが流石のノーミス。ただ、スピンのポジションが良かったものの姿勢変化が少なかったりと全体的に難度を落としていました。そうはいっても得点が出ての会場ブーイング、気持ちわかります。
サラ・マイヤー。ちょっと緊張したかな?ノーミスでしたがユーロほどの出来ではなかったので上位に来るチャンスにはならなかったです。サラ・マイヤーとマイズナー似てるな・・・。
ソコロワ。期待していたんですけどねー。調子は悪かったのでしょうか?実力者の中では2ミスなのでちょっと苦しい位置でのフリーとなりました。
ヤン・リウ。本当に浅田舞ちゃんに似てる・・・。綺麗な衣装で品の良さを伺わせる演技。ミスも殆どありませんでした。

そして、ダンスの様子をみるまでもなくイタリア人の多大な期待を背負っていたコストナー。今季SPをノーミスで滑れた事がなかったのが不安要素になりましたね。滑りは早いし印象は清潔だし、本当残念でした。SP11位は苦しいですが脅威の末足が出たら何かが起こるのかな?

結果としてソルトレイクシティ同様、ノーミス率の高い、非常に高レベルなSPだったと思います。ノーミスの下限が7位というのは決まりなんのかな。

フリーはこのまま順当に決まるのかなーと思いながら、前回五輪の大波乱があるのでやっぱり最後まで分からないというのが正直なとこです。ただね、日本の女子に関しては3位スタートだったり最終に2人残ったりが初めてなんですよ。こんなにいい演技で初日を終えられる2人が本当凄いし素晴らしいです。結果がどうあれ、ものすごいプレッシャーに晒されながらここまで仕上げたその精神力に敬意を、といいながらまたチキンぶりを発揮してフリーをライブで見られないような気がします・・・。

章枝ちゃんはラフマニノフのピアノコンチェエルトでロマンチックに、静香ちゃんは4年越しの「トゥーランドット」でドラマチックに。静香ちゃん、最終滑走だったら「トゥーランドット」で競技の締めという印象で良かったのにと、良く分からない妄想をしています。章枝ちゃんはSPではプログラム構成点が低かったですがフリーは充分リカバー出来る構成なので、心配しておりません。全ては明日のフリー。

コーエンはフリーの構成点が一番下がるのかな?ノーミスの時どんな点が出るのかが楽しみです?スルツカヤは分からないです。3+3は飛べる筈なんですけどね。日本のアホマスコミは4位までがメダル争いとか言ってますが、ジャンプ能力の高い選手が5位6位にいますのでこの辺も分からないです。

安藤美姫ちゃんの4回転サルコウ・・・。ジャンプの認定がやや甘いようなのでひょっとしたら降りれば認定されそうです。この際ジャンプ決めてタズサ並みにヒールっぷりを見せてマスコミ黙らせて欲しいなーなんては思います。マスコミに対しての文句は別のとこでやりますが(笑)美姫ちゃんなりの努力は感じましたのでフリー、今季最終演技の筈ですので悔いの残らない「マダムバタフライ」を見せて欲しいです。