2014GPF

スペイン開催のフィギュアスケートの国際競技会はジュニアGPSで一度あるだけで、ヨーロッパ選手権の開催実績もないことにびっくり。一人偉大なスケーターが出現すると新しい風が吹くんだなと思った今年のグランプリファイナルでした。スペインはたまに世界大会に出る選手が出るんですけど、フィギュアスケートとしては「南欧」ということもあり、他のヨーロッパの国に比べてちょっと出遅れ感が否めませんでした。ハビエル・フェルナンデスはマドリッドの出身、今回はバルセロナ開催でしたけどマドリッド開催だったらまた違った客層だったのでしょうか？

出場選手もユーロ圏に寄ったので盛り上がったのではと思います。ニースの世界選手権を現地で見た時、ハビエルの応援団はそこそこいたのでバルセロナならフランスやら隣国から好きな人は行くのかなと。でも・・・遠いよな、と今年の春スペインに行った私の感想です。ユーロの中でも端になるし日本からだと直行便ないし。イベリア航空評判悪いし（笑）羽生くんはANAの特別機でも出してもらったんでは疑惑があります（嘘）路線ないよ

羽生くんは中国GPのアクシデントで日本に帰ってきましたが、果たして、アクシデントがなくても日本での調整は予定通りで、時差対策を最小限にしてスペイン行きだったのかな？この後も日本での全日本ですし、ロシア⇒日本⇒ソチ⇒全日本の経験があるからそれよりはキツくはない。戦略はオーサーのみぞ知る、ということでしょうか？無良くんがカナダ⇒日本⇒スペイン、町田くんがアメリカ⇒日本⇒フランス⇒日本⇒スペイン・・・はキツいだろ（苦笑）日本からユーロの移動はそうでもないですが、北米がキツいんですよね。フェルナンデスはカナダ⇒フランス⇒スペインで恐らくスペインでの調整。拠点の違いが明暗だなと思います。女子はロシア娘が４人なので、男子ほどバラエティな事が起こらなかった印象ですし、強いね。アシュリーのムーランルージュの完成が楽しみです。あ、羽生君の3Lzの家出は仕様です（笑）2011年四大陸２位の時もルッツでミスしています。フェルナンデスのルッツの家出も仕様。ただこの二人はスピンでの取りこぼしがほとんどないのがすごいなと。無良くん＆町田くんは３Loは今でも苦手ジャンプなんだなぁ、と今日の演技をみて改めて思いました。

今年のGPFを眺めていて、ペアとダンスが例年通りまだ見られてない状態ですが、スター選手の不在を感じた競技会でした。女子はトクタミちゃんが帰ってきて演技力の冴えを見せてくれましたが、男子にしても女子にしても若いよなぁという印象。男子は何故か一人宇宙人を排出してあとは愉快な仲間達の様相になることが多いんですけど、パトリック・チャンならまだ互角にいけるだろうなとか、ちょっと願望めいた感想を持ちました。

次は全日本、男子も女子も誰が代表になるのか全く読めない状況です（羽生くん以外）長野の氷は滑り過ぎて記録としては低調になりやすいのと、名古屋勢が例年ブレーキなんですよね。今年はどんな結果が待っているのだろうな。本郷理華ちゃんがGPFに出てしまったことが仇とならないといいなと思います。