Minato's memo

旅・エンタメ・日々の覚書

2017東日本選手権

山梨まで、行ってきました。

小瀬アイスアリーナは初めての会場でしたが、比較的駅からも近く駅周辺に店も多く、タクシーの台数も多く会場もきれいで、今後この会場でもっと大会やってくれないかなと思いました。バス便は期待できず、東京大縦断の移動で以前の居住地ならもっと近い印象なのですけどね。甲府はトニコンで井ノ原さんサインをゲットした思い出の地です。

 

観戦したカテゴリーはジュニア男子、シニア女子・男子。ジュニア女子およびダンスは、自分の体力を鑑み、断念しました。全日本と全日本ジュニアで見るようにします。ジュニア女子は終了が23:30ですもの、選手も関係者もきついですよね。労働者なら22:00以降の就労は禁止では??

ジュニア男子はSPとFS。有力と呼ばれる選手は順当だったのではと思います。佐藤駿くんのポテンシャルはジュニア初年度の羽生くんを上回っているかと。まだ身体も出来上がっていないので大きな怪我の心配もありますが東北からまたよい選手が出てきて良かったなと思います。世界ジュニアの枠は2、須本くん、島田くんというジュニアの実力者との戦いになります。

印象に残った選手として國方くんと長谷川くん、そして鍵山くん。本当にお父さん鍵山正和元選手に似ています。お父さんは膝と足首が柔らかくてジャンプが流れる技術を持ってまして、本田くん以前の日本男子の暗黒期を一人で支えてました。もっと評価されていいと思いますが、その息子である優真くんがこの年齢で親より早く5トリプルを習得している、そして冒頭の2Aの大きさをみると3Aの取得も早いのではと。鍵山正和くんの現役引退は1994年、流れる年月も悪くないなと思ったら本当泣けてきました。

國方くんは東京ブロックから急激に上手になった印象です。るろうに剣心、またみたいなという感想。全日本での完成を期待します。

長谷川くんは昨季からとても気になった選手でしたがフリーの古事記が超素敵なプログラムなんですよ。ものすごい合ってますし、佐藤操先生の振り付けは華の出し方が上手ですよね。全日本ジュニアでの演技、こちらも楽しみです。

あとは昨季ギリ東落ちだった大島光翔くん、怪我があったのかジャンプが物足りないですが全身を使った華のある演技、ジュニア相応しいところもまた良かったです。

シニア男子は有力どこはツイッターでものすごい語ったので(足りないけどw)下位選手。出場17名で9人全日本という選考基準でシニア男子が超本気出す大会がここになります。東京B見る限りはちょっとどうかな・・・というところでしたが、今回はみんな素晴らしく良くて足切りラインで落とすにはもったいないなと思う演技ばかりでした。佐上くんは去年よりプログラムの密度が上がった分ジャンプに苦戦していますがようやくモノになったハッとさせる出来、梶田くんは直前に靴ひもが切れて、その中でのノーミスでだから演技終了後泣き出してしまったのか、とか鎌田英くんも怪我からの復帰で美麗さ健在で・・・という内容でした。とはいえ、そこで力を発揮できなかった宮田くんがね・・・。こちらも東京Bから万全には見えなかったのですし、悪いなりにも本来なら東も突破できたはずですが、今回は周囲が良すぎました。3Tが入らないということは右足にもちょっと影響があるのかな?最後はスピンが解けてしまう痛々しい内容でした。

小平くんはこれだけ周囲がよいと3Tと3Sだけで戦うには難しいうえに、そのジャンプも東京から入らない状態でした。怪我があったのかわかりませんがダブルだけの構成で世界観を演じきりました。

シニア女子はさらに基準が狭く6。出場者がほとんど落ちるという厳しい戦いでした。しかも今井遥さんが直前棄権。女子はスキル差がほとんどないので当日出来如何では順位がどうとでもなってしまいがちですが、ただ、上位6名はループ以上のトリプルジャンプを実装していますので、結果実力者が上位に入りました。全日本での順位が来季の地区予選枠となるので西と比べるとまだちょっと厳しいところがありますが永井さんの復調と西から東へ転籍のふたり、大矢さんと森千夏さんの頑張りで少し上位への道筋が見えたかなと思います。大矢さんはすごかったな、グループ3だったのはSPで失敗したのかな?永井さんの大きなジャンプ、3Lzと2A+3Tの復活が嬉しかったですしループも安定。全日本に間に合ってよい戦いができるといいな。

次は全日本ジュニア、そしてこの大会中に全日本のチケットの申し込み。今回の日程なら女子は入手できそうですが、男子はどうかな。取れることを祈ります。