Minato's memo

旅・エンタメ・日々の覚書

S.I.N NEXT GENERATION with 坂崎幸之助

JFNの「NEXT GENERATION」も「坂崎さんの番組という番組」も1,400回ということで実現した今回の共演、ラジオとしては実に22年ぶりでした。トニセンというかV6での共演、テレビでも10回位であまり多くなく(特にALFEEがMステに出なくなったので)両方揃う回って希少でした。最後が「ミュージック・フェア」かな。歌番組だと確かに深く話す機会は少なそうですが、坂崎さんに関してはバラエティでの共演もあるのでもう少し話はしたことあるのでは?(この時は吉田拓郎さんとの共演でもあり・・・黒歴史の一つです。お正月、生放送のバラエティはダメだよな・・・坂本くんがマジ怒りして肝が冷えた・・・以降お正月特番はほぼ出演がなくなりました)と思ったのですが、坂本くん長野くん共々「ちゃんと話をするのは初めて」という。井ノ原くんとはメアドを交換している仲ということもわかったのが収穫。そしてもはやお約束の社長いじりも。このためにradikoをプレミアムリスナー登録し、アーカイブも残すように設定をしました。55分があっという間の、夢のような放送でした。

まず、4人で話す空気がALFEE3人揃った時のようなクロストークではありましたが、終始坂崎さんに対してトニセンがかなり気遣い系の丁寧な敬語なのがとても痒かったですw坂崎さんは番組でも語っていましたが、常に隣にジャニーズの何かしらのグループは並走していましたので「です、ます」なのはいいとして、歴代のジャニーズタレントさんとはもう少し会話は砕けていました。一番最近は茂くんかな?坂本くんと長野くんは本当に接点がないんだなというのが見てとれましたし、共通項が見出せないからちょっとどうだったんだろう。坂崎さんが結構下調べしていて、血液型やきょうだい構成、性格でトニセンとは共通項がある、と言って盛り上げてくれましたが、長野くん、井ノ原くんのきょうだい構成間違えるし。井ノ原くんは希少な第二子、長男、中間子です。(強く否定しなかったのが井ノ原くんの優しさ)あと、出なかった共通項として、実家が自営業、二人ずつ(坂本/長野&桜井/坂崎)一人がサラリーマン(井ノ原くん、高見沢さん。校長先生というのはリーマンなのかは置いといて)という家庭環境、親の職業構成も似ています。

V6の素」でやったトニセンによるアルフィーのモノマネ、当時の叫びが以下ですw

2001年のkトラの方でも話題にしていたのでクイズにするには・・・でしたが、井ノ原くんが桜井さん、坂本くんが坂崎さん、で解釈一致で長野くんが高見沢さんw私自身、両方の最推しが長野くん高見沢さんなのですが、キャラクターは全く似ていないので長野くんが高見沢さんぽい、と思うことはなくて、アルフィー3人のキャラクターを混ぜて3で割るとトニセンになるな〜とはよく思っています。

そして、アルフィーファンならよく知っているグループエピソード秘話&結成秘話を初めて聞くエピソードとしてものすごく新鮮なリアクションなトニセンがちょっと面白かったです。ファンなら表に出ているエピソードはよく知ってますが双方はそんなことないですものね。本当、1時間では足りない。コーナーも全て飛んだようです(正しい)編集なしなんですね。

ボーナスが多いなと思ったのはウルトラマンの話が出たこと。坂崎さんのリーダー交代ネタ(更迭って言ってしまうのがセンスあるw)で桜井さんをヒラ呼ばわりから長野くんは「ティガ」だというトーク、そこからティガの次のダイナでエンディングテーマをアルフィーがやったと発言していましたが、それはちょっと誤りで、ダイナエンディング用に楽曲を提供したのち、セルフカバーをした、が正解です。その後つるのくんがカバーをして劇場用に大出世しました。この会話で坂崎さんがウルトラマントークが飛んでますよ〜と発したところに坂崎さんの「GOD OF DJ」の真髄をみました。リスナーへの配慮が素晴らしい。

更に「ギターはアクセサリー」というパワーワードからの1曲が贅沢。坂崎さんの「Anji」!!!ギターテクの極みのような楽曲なのをおくびにも出さずサラッと演奏する坂崎さんと単に上手い演奏として聞いてしまうトニセン。わー、なんというもったいないことを!このあたりは少しは事前に調べようね。という私も少し間違えたんですが、ディヴイ・グラハム作「Anji」のポール・サイモンVer.のコピーという位置付け。オリジナルよりテンポが早く、リズミカルでより技巧的です。初めて聞いた時は衝撃でした。

で、そんなギター神によるトニセン3人とのセッションで「翼をください」(五つの赤い風船)教科書曲でしか共通項のない4人というのが逆に愛おしい。アルフィーの曲を歌うか、トニセンの曲を歌うかではトニセンの曲を坂崎さんのギターによるセッションとして聞いてみたかったというのが本音でしたが、かなり好評のようだったのでよしとします。アルフィーの曲だと「メリーアン」か「星ディス」になってしまってそれは他の人が大量にセッションをやってますからね。トニセンは井ノ原くんの音楽嗜好が強く出ているグループなので「My Truth」など、坂崎さんメインボーカル曲がとても合うと思ってます。「お台場フォーク村」あたりで是非。
キーの心配してしまうところも良かったです。トニセンというか長野くんのキーが高見沢さん寄りなんですよね。ここも実は共通項でした。

今回の共演をいい機会として、「K's transmission」井ノ原くん出演回2回分を再アップしました。

今読み返すと、井ノ原くんの趣味にしてはレベルが高いフォークソング小僧っぷりがみえますがその後、彼の交友関係を知れば、森山直太朗くんやサニーディーサービスの曽我部くんなど今のトニセンに繋がる音楽嗜好に影響を与えているんだなと理解できますし、宇多田ヒカルさんがトニセンの曲を褒めていたのは接点があったのか(イノ中卓球部)ということも含め、音楽ユニットとしてのトニセンは本当に奥が深いです。もう少し坂本くん長野くんの音楽嗜好が見えるといいのですが、長野くんの場合は公言していた好みの歌手が残念なことになりすぎなのでもはや公にしにくいのかな。

そして坂崎さんご自身の青春時代のお話、「当時はお金がなくて(メンバー同士で)レコードを貸し借りして聴いていたので音楽性に違いはあれど共通で聞いていた根底は同じだったので「あれやろうよ」で即セッションできた」という内容にいいなと思いました。著作権云々がありますけど、学生時代に嗜好を分け合う文化、私自身も覚えがあります。私自身は音楽誌でしたけど、私はアルフィー、友人はチェッカーズ(複数)で音楽誌も一人で全部は買えないから分けて買って切り抜きを交換していました。そんな10代を過ごして、今でもファンをしているアルフィーと、遅れてきた青春の象徴であるトニセンの共演は久しぶりに純粋にファンで良かったと思える出来事でした。

さて、再共演はあるのか・・・トニセン側への共演はないかな。2024年、アルフィーのデビュー50周年のお祝いとしてトニセンがゲストで参加というパターンが一番落ち着きがあるように思います。今世の中が混沌としていますが、2024年8月が無事に迎えられますように。