Minato's memo

旅・エンタメ・日々の覚書

トニセンアルバムプロモーション 雑感


昨日、7月22日の配信で一旦、トニセンのアルバム「20th Century For The People」のプロモーションが終了しました。

一番感じたのはジャニーズのプロモーション枠のコネクションの強さです。トニセンはV6の実績があるからTVも雑誌も引く手あまた・・・というだけでは片付けられないものがあります。音楽メディアのリリースしてもまずは不特定多数の人に聞いてもらう場がないことには認知もされないのでプロモーション活動をするわけです。私はALFEEのファンでもあるので彼らとの比較でどうしても見ることになります。TVという場に於いては圧倒的にトニセンは恵まれていますね。ALFEEはもう音楽番組は「Mフェア」くらい、この間の「鋼の騎士Q」でNHK「うたコン」出演がイレギュラーでミュージシャンなのにTVで新曲を披露することはほぼないです。今回はドラマの主題歌でラジオのプロモーションが精力的だった、雑誌の表紙もあったかな?あと、根幹の春ツアーで本編ラストでとても印象的な使われ方をして、現場にゆくファンには好感度の高い楽曲になったとは思います。対してトニセンはTVの歌番組は5本、ワイドショーでも告知、雑誌もそこそこ、TVドラマの主題歌(地上波全国プライムタイム)、スカパーの特番と、十分すぎる露出だったと思います。音楽をヒットさせる、定着させる手段として、テレビはまだまだ必要なメディアだと思います。歌番組は「あなたと」のみの披露でしたけど、他の曲をやって欲しかった気持ちもあります。テレ東はトリ、びっくりするわね。平家派は人数が寂しすぎです。少年倶楽部プレミアム時が一番ワクワクしました。光GENJIのオリジナルメンバーが歌番組に出演したことが大変なことですが、やっぱり過去を遡ってもあまりいいことがないな・・・と今回改めて。変わらないために変わることが必要だということを痛感しました。

残念なのはツアーとリンクしなかったことでしょうか?若い人はどこから音楽の情報を入手するんだろう?映画の主題歌もあるのかな?

で、興味深かったのはセールス、トニセンはアルバム、ALFEEはシングルの違いになりますが、ほぼ、初動もセールス枚数も同じくらいでした。ファンに買わせる手法としてはトニセンの方が上。私自身、ALFEEではまず複数買わないですがトニセンは配信用込みで4種。それでも公式発表では同じような数の売り上げとなると、トニセンの方が購買には結びついていないのかな、という印象です。音楽メディアのセールスは不明瞭なことの方が多いので、どうとも言えないですが、音楽業界の人々は本当、不特定多数の人に伝える努力をしなくなっているな、と常々感じています。

配信はゆるかったですね。喫茶トニセングラスを使っての乾杯、(2名、ビール、1名、炭酸水)配信は他の人のもみて感じるのですが、CM的なブレイク時間をきちんと設けた方がいいのでは?ずーっと画面を凝視するの、疲れます。アルバム秘話(制作時間ギリギリだったようで、怖い。タイムマネジメント苦手??)25年後(!)に向けたタイムカプセル制作、ここで3人の色紙に書いたコメント、「忘れないで」(坂本)「一緒に」(長野)「元気?」(井ノ原)・・・ものすごくらしい、というか3人の根底にある性格的なものがよく表現された一言でした。「3人で同じホームに入る」・・・全員家族持ちなのに、なぜ余生をメンバーと過ごそうとする??wこの辺はALFEEを目指していると公言する以上、ALFEEの関係性を意識はしているんだろうな。

トニセンって「足るを知る」を地でいく人たちなんだなと思っていますし、ファンも自分の現状を変えることは難しいから日々のささやかな楽しみにトニセンがいるという感じがします。全般が優しさに溢れている。この辺がちょっとALFEEさんとは違う。ALFEEはもう圧倒的に音楽好き、音楽をやっていられることが寝食を忘れるくらいの喜びなんだろうなと最近の3人はそんな感じがしますが、トニセンは井ノ原くんがまだ40代ですのでまだ日々の悩みの方が大きいと思います。ましてジャニーズ関連の最近の報道はね・・・。このあたりについてはセンシティブなのでまだコメントは控えますが、(思うところはすごーくあるけど)所詮水商売な世界です。思い通りに生きられない日常を過ごす中で、お互いささやかな幸せが見出せて、ちょっとずつ次に繋がればいいのではと願っています。

そう、全員が全員、好きには生きられないのです。そしてそういう制約が社会の秩序につながります。決して悪いことではないのだから。そしてそういう人々を癒すためにエンタメはあるのだから。