Minato's memo

旅・エンタメ・日々の覚書

かがやき国体

今週末はユーロやら全米やらでにぎやかでしたが(全米まだ終わってないし)ありありと世代交代を感じて若干凹んだニュース達でした。ユーロ女子はベテランさんが頑張ってくれましたけど他はね・・・スポーツの世界は儚いなぁ。全米女子はキミーなんてまだ若いのに。ミライちゃんのすごさはびっくりしたものの、表現者としてはこれからという年齢が淘汰されるような結果に下手すると全日本以上に寂しい結果になりました。一方で氷上プロポーズをやってのけたペアの怜奈&ジョン!あーもうお幸せに!!レナちゃんには本当幸せになってもらいたいのでジョンでいいのか心配なのですが(笑)

そんな私は今週末国体を見に行ってきました。実は初観戦。何度か行こうという気にはなっていたのですがタイミングがどうしても合わなくて、やれ入場制限してるとか、棄権したとか(苦笑)ちなみにインターハイは一度あります。今回行く気になったのは比較的アクセスの良い長野・ビッグハットで多分入場制限の心配のない広い会場だったから。実際女子の競技で人が結構入りましたが男子なんてガラガラ(笑)おかしいな~ワールド代表が出ているのに・・・・。入場も無料なのでお得なイベントだったのかな。南里君、今回優勝しましたけど、バナーが一本もなかったのでファンの方の奮起を期待します(というかワールド用に温存?)他、全日本クラスの選手はやはり全日本照準なのでシーズン最後の試合とはいえ、なかなか全日本以上の演技とはいかないんだなと思いました。自力があって全日本で振るわなかった人は今回皆いい演技だったと思います。だから緊張で力が出せないというのは事全日本クラスでは基本的にない話なんだなと。逆に今季で引退する選手の引退試合になる事が多い国体、やり残した事をトライする場でもあるんだなと。鳥居兄の3A、梅谷君の4T・・・結果力を使い果たして後の演技に影響が出ていましたが、スポーツとしての潔さはとても伝わりました。特に梅谷君はきっちり仕上げれば台確保の可能性があったのにその道を選ばないなんてね。そして、鳥居兄、直史君。「オペラ座の怪人」だったのですが、直前の滑走が弟拓史君で2人がっちり握手した後の滑走、弟君のでっかい声援と東京チームの盛大な声援の中滑って、演技としては及第点くらいでしたが、最後に仕込んでおいた赤いバラを出して(競技なのでもちろん減点)それをリンクサイドで見ていた、おそらく彼女に手渡すという演出!あーもう青春だなぁ!!フィギュアスケートはほぼ、学生スポーツでもあるので本当ドラマだなぁと全日本とは違った良さを感じました。また国体は全日本と違ってバッジテスト5級から出られるので(実際演技しようと思ったら5級ではかなり厳しいと思いますが)いつもとはまったく違った演技も見られました。滑るだけで精一杯という感じの中、おそらく最年長新潟の選手の方がそれはそれは見事なスケーティングでおもしろかったです。国体ってチーム戦なので選手を退いた人がたまに人数合わせにかり出されて国体で滑っていたりするんですよね。今や強化スタッフでたまにTVに映る藤井辰哉君(・・・さんかな?)も社会人になってからたまに出場していたりしてました。全日本は国内では確かに最高峰ですが、そういう競技生活を退いた後に、こういった場でまた滑ってくれるとまた楽しいかなと思います。だからといって各都道府県の威信がかかっているのでその辺にギャップも感じたりするのですけどね。そろいのユニホームで応援したりとそんなの作る金あったら強化費に充ててやれとちょっと思ったりしました。新採点ならノーカンのジャンプだったり、タイム足りないよというのがあったり、それはまぁ、ご愛嬌という事で。

今回見にいった目的のひとつ、年末の全日本で一人今季の不幸を背負い込んだような結果となった中庭君の出場があったからで、多分調整中で調子が悪いはずだから行くのどうしようかなと思ったのですが四大陸観戦の覚悟を決めるため(笑)行く事にしました。調整中の試合の時はジャンプを全ミスする勢いなので下手すると・・・と思ったのですがSPは不安を残す出来だったものの、FSは元の構成通りちゃんとやっていたのでこれなら四大陸いけるかなと。四大陸はSPとFSの間中1日空くのでどちらもMAXでいけると思うのと本来の構成にしたという事は調整に自信ありなのかな?ジャンプ構成も試行錯誤なら衣装も試行錯誤で(笑)SPの衣装が何故か黒パンツに戻っていたり、演技中手袋していたり(これは多分外し忘れ 笑)今回梅谷君と中庭君は全日本とは逆の順番で滑走順がくっついてまして、梅谷君が終わった後、中庭君と握手して次の滑走に向かったのがちょっと萌えでした(バカ)あと、5番滑走の南里君の時に呼ばれてか慌てた感じでどたどたとリンクサイドに応援に現れた姿が可愛いな~と。競技者として厳しい姿であって欲しい反面、やっぱりああいうシーンはなごみました。ちなみにバナーの数は一番人気で(笑)4本、次点は3本の柴田君でした。いやいや、調整中にしてはまぁまぁでしたが、新採点なら柴田君に逆転されたかも・・・という位、柴田君の出来が良かったです。チーム戦としては福岡の圧勝でした。

あ、女子の話全くしてない。女子は順当すぎで・・・。あっこちゃんの四大陸派遣はないのかな・・・・。ワールドランキングあげたいのに。奈也ちゃんは3T+3Tに挑戦。これ入るようになるとかなりすごいかも。成年女子団体戦は接戦で、1位+4位の愛知が2位+3位の東京を振り切った形です。東京は順当なら少年女子も豪華布陣ですからね~。少年男子は、本当は休み休み見たかったのに、佐々木君が一番滑走だったので(笑)結局全部見ました。町田君のスケートの滑ってないのが少々気になりましたが復調の兆しも見えて、佐々木君の相変わらずのアピール力を堪能し、その上をいった中村健人君のスーパー演技に伸び盛りの良さを感じました。

いや、楽しかったですが来年は三沢らしいので無理という事で。次はいつだろう??