Minato's memo

旅・エンタメ・日々の覚書

2014年スターズオンアイス

元々は行かない予定でしたが、佐藤有香ちゃんが出ると聞きつけて即決で行くというあたり、私はまだまだ大丈夫だなと思いました(おい)しかも、ここのとこ席種を安いとこにしていたのですが、久々に1階席に降りました。いや、競技会なら二階席でもいいんですけどSOIはリンクが小さいので1階でないと客席が遠い・・・。

スターズオンアイスも日本に上陸してもう18年くらいですね。日本初上陸の公演もみていて、その時のキャストに有香ちゃんと実はオーサーがいて(来日キャンセルしたので幻・・・ですが)そして、今回も有香ちゃんがゲストとしていて。長く、本当に長く滑っていてくれてありがたいなと思います。その頃から比べるとスターズも随分様変わりしていて、あの時は日本人キャストが稀少で、ゲストスケーターもそんなにいなくて、6月の来日だったのでショーとしての完成度も高かったなと。今はキャストがおまけでゲスト沢山。久々にみて、通常のEXショーのような内容でショー自体のコンセプトが少し薄いなと思った前回公演から今回輪をかけてそれを感じたのは仕方ないのかなと思います。本ツアーはもう少しコンセプトがあると思うんですが、演出にもよるのかなと思います。

あと、スターズオンアイスといえばアメリカツアーが本ツアーのはずで、カナダツアーはCSOIと区別していました。カナダ版が来るようになったのも時代の流れなのかなと思います。アメリカは「スターズオンアイス」と「チャンピオンオンアイス」と2つの大きなショーがあって、アメリカの五輪メダリストがどちらのショーに入るのかによって興行を左右していました。スコット・ハミルトン、オーサー、クリスティ・ヤマグチ、タラ・リピンスキー、クーリック、エルドリッジ、カートがスターズ、ボイタノ、クワン、スルツカヤ、ペトレンコ、荒川さんもチャンピオンですね。でも2002年以降はショーでの集客が難しく、チャンピンの方はツアーがなくなりました。日本にくる「ファンタジーオンアイス」が「チャンピオン」の流れを汲むものです。スターズもアメリカのメダリストが不在の今集客はどうなのかな。今季はゴールドもいて、らしくなったな・・・とは思いますが、集客という点では日本は随分入るようになったな・・・と思います。チケット高いのに(笑)

初来日から比べると代々木で9割埋まるのだからたいしたものだなと思います。今後はショーとして、共通のフォーマットでカナダ、アメリカ、日本他のキャスト違いとしてショーとしての見せ方が出来るといいのかなと思いました。贅沢な意見ですが、初来日版や本国版(スポケーンという街ですが)を見た時のワクワク感が少し足りなかったのが正直な感想です。

荒川さんやカナディアンのキャストの使い方が本当もったいないなと思いました。荒川さんゲストよりキャストに入れた方が・・・というのは契約上難しいのかもですけど、通常のEXのように1度でてきたら終わりというのは寂しい感じ。バトルがよく目立っていましてそれは良かった(遠目でもバトルはわかるね、所為で)のですが、ロシェットがあまり出てこなかったよなぁ。日本用なのでカナダ版はもっといろいろ違うんだろうなとだけ妄想していました。

順に。このキャストの中では一番手なのか織田君(笑)ラスト・サムライ。織田君はバックステージの活躍が目覚ましく(笑)アマチュア引退が惜しいスキルではありましたが、案外プロ向きなのかなと思いました。感情の浮き沈みがない方がいいそうです。是非是非スコット・ハミルトン枠の域を目指してほしいです。

リード姉弟。ショーの舞台でとても映えます。クリスの膝の状態が心配ですが、滑りが良くなればまだまだ上を目指せます。

あっこちゃん。この順番(汗)愛の賛歌。滑るスピードが早い!今回スケーティングの感想ばかり読んでいるのですがあっこちゃんは滑りが強いタイプのスケーテイング。プロ1作目はいつになるのか、楽しみにしています。

キャストプロその1 バトル、パトリック、テッサ&スコット。これ似たようなプロを見た事がある既視感があって・・・。スケーティング巧者のコラボとしては少し地味な印象でした。

フェルナンデス。 エアロビックスクラス、今日の水掛は次の滑走者ひでお(笑)アレックス・シブタニでした。出てきただけで拍手で笑いが起こっていました。滑りが良くなっています。

シブタニズ。大学へ行くようになって元々持っていたエッジのシャープさが薄れてしまったのかな・・・と生で見て感じました。でも大学大変でしょうし、見るからに優秀そうなので両立を頑張って。

村上佳菜子ちゃん。スピードは随一なのですが、女子ブレーキのまっただ中だよなぁ・・・と今季眺めていました。来季、お姉さん達が抜けた後強さを発揮してほしいです。

町田君「エデンの東」小さい選手ですが手足を目一杯使い、アピールします。元々アピール力は高い選手ですが、演技に呼吸を感じる、落ち着きも出てきたなと思います。

佐藤有香ちゃん。ちなみに幕張のとき小塚君は5歳(汗)ははは・・・。「月の光」はフレンズ・オン・アイスで1度やっているのですがその回は私は入らず・・・。ようやく生で見れました。スケーター・オブ・スケーターの神髄のような演技でこれだけで見にきた甲斐があります。無駄のないスケート、流れの中で入り口と出口が丁寧で軸が全くぶれないスピン。ポジションののきれいな動作。泣く・・・!

小塚君。有香ちゃんの後滑走という順番に感謝。本当ならもっと前ですよね。「サウンド・オブ・サイレンス」生で見たかった演技のひとつ。小塚君は絶対会場で見た方が良さを感じます。イーグルで始まり、イーグルで終わる。競技プロもこういうのでいいのでは?

荒川静香ちゃん。ゲストなんで本人比でオーラが薄かったよな。フレンズくらいいろいろ参加しても良かったよね。もったいないなぁ。

キャストプロその2メンズゴレンジャー。カラーラングをみて、グリーンがいたらV6だねと思ったのは内緒です。(ゴレンジャーなら最初からグリーンかブラック入れてオレンジ抜かないと)

後半日本人キャストコラボ「家族になろうよ」振り付け有香ちゃん。ありがとう!出てきた時の歓声がいつもと違う。やっぱり、こういうのを期待していますよね。

髙橋&木原組。演技頑張ってます。上位を伺うにはベーシックのスケーティングとつなぎですね。上達のスピードが早いので来季期待。

ロシェット。やっぱり格好いいし、素敵です。もう少し全面に出てもよいのになぁ。

バトル。バトルはポジションが圧倒的に綺麗ですね。ずーっと見ていたかったです。

コストナー。「アヴェ・マリア」マジ女神。ユーロ圏のメジャー選手といえばカタリナ・ヴィット様がいますが、コストナーはまたタイプの違う女王様感はないけど神聖な感じがあります。

パン・トン「レ・ミゼラブル」これはこれでいい演技ですが、彼らの使い方も少しもったいないかも。

パトリック・チャン。本国ではトリ・・・ですよね??チャンも生で見るに限ります。どうよ、あの疾走感ある滑り。至福。

ソトニコワ。「カム・トゥギャザー」音感の良さが出ていたプログラムでした。女性声のビートルズは新鮮。

テッサ・スコット。エッジのシャープさと甘い雰囲気。。。この後どうするかわからないですが、プロとして新しい面を見たい気もしています。

羽生君。織田君の紹介で登場。「花になれ」この中に入ると淡々と演技しているように見えますが、元々はすごい音感があるので、引き出しの多さを感じました。滑りもスピードがあるよね。

浅田真央ちゃん「Smile」真央ちゃんもEXどれもいいのでもっといろいろ「楽しい」という感じのものがみたいです。

この中に本田君や美姫ちゃんが入らないのかなとか、それだけでも世代交代な雰囲気がありますが、滑ることで魅せられる、その可能性をもっと追求して欲しいなと思いました。