Minato's memo

旅・エンタメ・日々の覚書

ジャニーズの地殻変動

過去に二度、V6関係以外のジャニーズについて書いています。

滝沢くんのジャニーズ事務所退所は本当に残念でした。彼の社業は応援していましたが関連会社社長というポジションはやや早急すぎるかなとは思ったのでその弊害の方が出てしまったのかな。タレント出身で管理者側になるというのは全く悪いことだとは思っていません。真相は分かりませんが、広告ビジネスとショービジネスの齟齬があったのかなと思います。

King&Princeのメンバー脱退も同じ理由かと思います。ショービジネスがやりたい脱退組と広告ビジネスのタレント育成を大事にしなくてはいけない事務所本体。どちらがどうということはありません。他の事務所は既に海外進出を視野に入れたマネジメントをしていますし、木村拓哉さん娘が中国の広告ビジネスにコネクションを持ち始めているのも業界に詳しくなくても見聞きしてる事実です。

日頃仕事していても、やれグローバルだ何だといってもまだまだ国内需要が圧倒的です。芸能の世界もそうだと思うんですよね。そこを無視して海外展開はできないのは広告主ありきとしての事務所運営の身では仕方のない話です。嗜好品系はタレントパワーがまだまだ必要ですし、ショービジネスは儲からないから。地上波TVで演劇、バレエ、音楽コンサート、今やスポーツの番組も少なくなっていることでも理解できるとこです。売り上げ構成比を開示した上で、グローバル展開の専門部署を用意すれば良かった話ではとは思います。あと、最近見ていて感じるのはTV、特に地上波はスポンサーありきの広告ビジネス用と割り切り、売れた後は早めに専門性に特化した課金ビジネスへ移行をすべきですね。良いものはお金を払ってでも見たいというニーズはあるのだから、ジャニーズこそ早めにフロービジネスからストックビジネスにシフトして欲しいなと思います。先週も書きましたが今ちょうど過去VTRを編集していて20年後の今も残したいものはスケートなら演技そのもの、芸能なら当時のスタジオライブでした。トークは二番目、バラエティで笑いをとっていたものはなくてもいいかな〜という感じです。
メンタル的には「ネタ扱いな自分」を受け入れておく方がいいようです。最近某所で発言がありましたが、お笑い芸人にメンタルをやられる人は少ないと。これはネガティブなこともネタとして「おいしい」と思うマインドがあるようで、俳優系、ミュージシャン系にはない考え方とのことです。

で、ここに井ノ原社長爆誕。本当、想像もしていませんでしたが、過去要所で井ノ原くんの名前が上がっていましたのでバランサーとして期待値があるのだと思います。あれだけ巨大な芸能事務所ですから、スタッフ育成も急務だと思うんですけど、井ノ原くんなら確かにスタッフのコントロールは上手そうだなと思います。マルチタスクも凡人より長けてます。とはいえ、身体は弱い方なのだから本当ご自身の健康には気をつけてくださいね。

トニセンの活動・・・なるようになるということで。V6解散から1年ですが、解散までの軌跡が広告主に信頼感としてものすごく響いた結果のだと思います。過去にないくらいCMも増えました。また、トニセンはマーケティング感覚に優れているなと感心した次第です。徹底した昭和感の演出はトニセンとしてはグローバルは目指さないという宣言でもあり、逆にそれが海外に出たとき新鮮に映るような気がします。今海外では 80年代のジャパニーズポップスも流行っているそうで、その層に響きますよね。実は今からKPOPの真似してもね・・・と思っていたりしています。少子高齢化な日本は海外戦略もネオジャパニーズ路線の方が受けますよ、きっと。

あと、嗜好性の強い音楽より、映画でグローバル展開の方が早いと思うんですが・・・。