私は冬の競技のファンなので夏はほぼ一般的な見方しかできなのですが、例年と違うのはVTR時代から欠かしていなかった「体操」の録画をしなかったことかな。録画していたらアテネの再現でしたが。TVerで見られるし、YouTubeでも見られるし。というより、2021年の東京五輪以降、「五輪」に対しては後ろ向きです。持続性を考えたら個々の競技大会だけでもいいように思います。あれだけの規模の人員を4年一度1箇所に集めるというのが時代に合わないというかなんというか。でもSNSの盛り上がりは違うので「制限のある大会」の特異性を持たせるのは必要なのかな。ゼネコン用の大会であったので、商業化を支えていたコンシューマー向け企業が厳しい状況ですし、冬の大会の開催地がなかなか決まらなかったことを考えると今後はあるのかないのか。今後は会場固定で、夏冬同時開催でもいいのではと思います。冬季競技は南半球で実施、とかね。
ニュースとSNSでなんとなくの結果はわかっていて、馬術のバロン西さん以来のメダル獲得というのも素晴らしい反面、こういう人を戦死させているのが日本だよなとも思います。
もうひとつ、ロシアと中東の状況。五輪期間の休戦とかあればね。戦争は4年が限度なのかなと感じています。ロシアはアメリカ大統領選次第、ですけど次は中東。イスラエルが本当に遠い国になってしまいました。
そんな中、北京五輪のフィギュアスケート団体の表彰式があるとのことですが、これもまた微妙で、金アメリカ、銀日本、銅がロシア。事情としてはドーピング違反者のカミラ・ワリエワの得点のみを取り消して、順位は動かさなかったことがややこしく、順位繰り上げがあれば銅はカナダでした。アメリカと日本は招待という形で表彰式参加ですが、ロシアにはなし。選手でいるというのはこの状況を受け入れろ、ということになります。まだ現役の選手がいるし、切ないし、夏の五輪で冬季の選手が紹介されるというのも、また不思議な感じがします。
五輪フィギュア団体のメダルは日本のフィギュアスケートの歴史でも素晴らしい出来事だったのに、何とも言えない空虚感を感じています。願わくば選手に最大の賛辞が贈られ、五輪競技の本質的な部分は楽しんで欲しいです。
