Minato's memo

旅・エンタメ・日々の覚書

奥飛騨慕情

夏休み突入した途端、旅に出て帰ってきました(笑)あと5日はお休みです♪

 

今回は「赤かぶの里」高山と足を伸ばして上高地、そして新穂高温泉の方に赴きました。高山は「赤かぶ検事」にあやかった訳でもNHKの「さくら」にあやかった訳でもなく、たまたま「行こうかな」と思っただけなのと、今回の旅のコンセプト「宿泊場所は現地で決める」(どんなコンセプトだよ)というものだったので、高山は比較的1人旅に優しい印象だったので決めた次第です。行きの土曜日は高速バスを使ったのですが、丁度学生の夏休み突入とぶつかったので予定のバスが1時間半遅れという事で、しかも予定のバスの1本前のバスが自分の乗る予定時間の1時間後に着くという遅れっぷりでした(笑)キャンセルが出たとかでそのバスに乗せて貰って高山に向かい、大渋滞に遭うという感じでした。結局2時間遅れだったから予定のバスに乗ってたら3時間?日本人って我慢強いなぁと思ったり。高山はJRでも行けるので鉄道の時間の正確さは大したものだと、日頃在来線の遅れはおいといて、感心しました。出かけた後はずっと天気が良くて油断したら日焼けしてしまって(顔はめずらしくガードしていた)それと飛騨牛は牛串で食べたのが一番美味しいかなーなんて思ったり、充実した旅行でした。

 

「宿を決めない」というコンセプトで出かけたのですが、初日は交通渋滞で観光案内所が終わる恐れがある時間でかなり焦って、間に合ったのですが「和室」とリクエストし忘れて普通にホテルでした。2日目は「和室」と「素泊まり」を条件に出したら、多分なのですが、もう一般の旅行ガイドに載せてない、問い合わせが有れば泊めるという感じの旅館でかなり民宿チックだったのですが(民宿がどういうとこか憶えてない位昔にしか泊まった事ないのですが)どうも食事は美味しいらしかったので素泊まりにした事後悔。3日目は上高地にしようか、穂高で泊まろうか悩んでたのですが、上高地の人の多さにうんざりしたのと、ここで宿泊しようと思ったらライダーズハウスみたいなとこになるのかなと思い、新穂高に変更、バスの終点の観光案内所で聞いて新穂高と、バスターミナルの拠点的扱いの平湯温泉の一帯の温泉地が「奥飛騨温泉郷」となっていてその中の「新平湯温泉」を紹介して貰いました。

www.konjiryokan.com大当たり過ぎて恐縮した位(笑)これでもう帰るつもりだったのでちょっと奮発して15,000円位のとことリクエストしてみて「そういうとこは殆ど埋まっている」というつれない返事の中から3つ紹介して頂いたうちのひとつで13,000円(HPを持っていて後で覗いたらトップシーズンは15,000円だそう)6部屋しかない宿なのに1部屋10畳という広さ!普段の1人旅では間違いなく泊めて貰えない種類の宿だと思ったのですが、泊まってみたら宿泊客は私ともう1組だけで、空いてたという事で。まだ新しめの宿でとても清潔でお風呂も露天付で、食事も個室でという過去の旅行でも例をみない、いい宿でした。朝飼育している鶏に起こされるのも一興(笑)帰りにご主人に聞いてみたところ、紅葉シーズンが一番混むそうですが、帰りに他の温泉宿を見たら結構きれいな事多いし、宿の件数も多いし、それで殆どの宿が露天風呂付きという、温泉地としてはかなりいいとこだなーと思いました。あの辺ならもっと安い宿もありそう。湯量が多いようで、バスのターミナルには必ず温泉があったりして(新穂高なんか無料!)冬にまた行きたいなぁなんて思いました。

高山もふらふらするにはいい街でした。夜の早いのにはビックリでしたが、それが普通の生活だよなぁなんて普段の生活をちょっと省みたり。上高地は中学の移動教室で行った事があって、景色がすごい良かった思い出をたぐり寄せようと思って足を伸ばしたのですが人が多くてね。この日だけ曇りで、あまり印象に残りませんでした。上高地、ここへ抜ける唯一のルート「釜トンネル」は移動教室前のオリエンの時に「出る」と聞いてた非常に印象深いトンネルで(笑)上高地はマイカー規制が徹底していて、それ故このトンネルも在来線バスが通れる位(大型観光バスはダメ)1車線分しかなく、信号で往来してるかなり特殊なトンネルだったのですが、その「出る」と言われる付近に注連縄(しめなわ)と紙垂(しで)とでちゃんとお払いしてあった箇所はトンネル拡張工事中でした。何か昔の話になってしまったなぁと思いました。

 

さて小ネタですが(笑)、旅に出る時、何かしら本を持ってゆくのですが、今回は高山本線にあやかって「ワイドビューひだ殺人事件」by西村京太郎を購入したところ、「ヒロシ」という人物に対して奇妙な3行広告が出たことから起こる事件で、しかも2人の「ヒロシ」が人違いで殺された後、本命の人物が表題の列車の中で殺されてしまうのですがその名が「ナカノヒロシ」という、本編の面白さと同時にかなり内心大爆笑でした。これ、文庫本化は2002年の5月なのですが、発表されたのは1995年だそうで、今じゃこの名に出来ないだろうと思いました。西村京太郎はこういう時のお供には本当もってこいです。

特急ワイドビューひだ殺人事件 (光文社文庫)

特急ワイドビューひだ殺人事件 (光文社文庫)