競技日程
3月21日(水)SP
3月22日(木)フリー
プルシェンコが休業中で「愉快な仲間達」は全員出場というマニア的目玉な男子シングル。ベースバリューが同じと仮定した場合、バトル、ランビエール、織田、高橋、ジュベール、ライサチェク、ベルネルかなと思うのですがこれにプラス要因、マイナス要因が加味されると、正直誰が優勝してもおかしくない、かなりの混戦が予想出来ます。ぶっちゃけ、分かりません(汗)42人エントリー、予選が無くなり、SPの結果でフリー進出24人となります。
Brian JOUBERT(FRA)
2006年世界選手権2位
2006年GFP1位
2007年欧州選手権1位
SP:James Bond Die Another Day (soundtrack)
FP:Enter Sandman by Appocalyptica plays Metallica他
PB:237.83(2006年ロシアカップ)
RK:1位
きっちりトレーニングされた肉体から全てをレベルアップさせてた安定した演技という感じで今季負け無しでしたがユーロSPで2位発進とハートの弱い部分をまたも見せてしまいました。そして追い打ちをかけるような足の怪我。今季の出来ならどう考えても優勝最有力ですがシーズン後半にマイナス要因が目立つのが気がかりです。
Daisuke TAKAHASHI(JPN)
2006年GPF2位
2006年トリノ五輪8位
SP:Concert for Violin and Orchestra by P. I. Tchaikovski
FP:Phantom of the Opera by Andrew Lloyd Webber
PB:247.93(2006年NHK杯)
RK:2位
シーズン序盤の出遅れはありましたが、中盤以降は素晴らしい出来で優勝候補に名乗りあげました、日本が誇るEX王。マイナス要因があるとすれば一番大きい試合での発揮力がどの位か、またジャンプスキルが出場選手最上位という訳でないのでジャンパーが揃った時にどうなるか、それを補うPCSが出せるかが鍵です。
Jeffrey BUTTLE(CAN)
SP:Adios Nonino by Astor Piazzolla
FP:Ararat (soundtrack) by Mychael Danna
PB:227.59(2006年トリノ五輪)
RK:3位
シーズン序盤は怪我のためGPシリーズを欠場。カナダ国内大会より復帰。相変わらず緻密なプログラムで演技そのもので楽しませて貰えるスケーターですが試合となると3Aと4Tが入ってくるのかで順位に大きな影響を与えると思います。3Aまでだと台まで届くかは他力になってしまうので厳しいですね。逆に4Tまで入ると・・・。
Nobunari ODA(JPN)
2006年世界選手権4位
2006年GPF3位
SP:Fly Me to the Moon by Howard Bart
FP:ミッション・イン・ポッシブル
PB:244.56(2006年NHK杯)
RK:4位
どの試合も平均以上の力を出して、すっかり一流選手の仲間入りを果たしました。ただ、ビックゲームを自力で勝つためのあと1歩が足りない。それが完璧な演技なのか、演目なのか、ジャンプなのか、スピンなのか、その答えが出るのが今度の世界選手権になるのかなと思います。フリープログラム変更という作戦に出ました。攻めの姿勢ととって、良い結果になるといいですね。
Stephane LAMBIEL(SUI)
2006年トリノ五輪銀メダル
2006年世界選手権1位
SP:Selection of music by Christine Lauterburg
FP:Flamenco by Vicente Amigo
PB:233.99(2006年世界選手権)
RK:5位
トリノ五輪メダリスト。五輪後、燃え尽き症候群になってしまい心配させましたが無事復帰してくれました。怪我が多いのとアクセルジャンプが苦手なのがマイナス要因。戻していれば滑りの上手さと屈指のスピン技術と四回転2回入る安定感がプラス要因です。昨季の予選並みの演技が出来れば当然3連覇の可能性があります。ジュベールとのライバル対決としても注目です。
Evan LYSACEK(USA)
2006年世界選手権3位
2007年四大陸選手権1位
SP:Passion from The Last Temptation of Christ by Peter Gabriel
FP:Carmen Suite by Georges Bizet Carmen by Rodion Shchedrin
PB:226.27(2007年四大陸選手権)
RK:6位
SPに弱い末足王。それと同じような出来だった場合順位的にも低くなるのが彼の演技です。フリーはノーミスで他選手がワンミスで初めて勝負に。しかし全米以降4+3が入るようになりウィークポイントはカバー出来るようになったのと演技に精悍さは出てきたのかなと思います。
Emanuel SANDHU(CAN)
2006年世界選手権5位
SP:Pantera en Liberta by Monica Naranjo Mambo by Wanyne
FP:When Strangers Meet by Sharov他
PB:228.29(2003年GFP)
RK:7位
選手紹介飛ばそうと思ったのですが、ランキング7位という事で紹介。PBも一人だけえらい古い。ビックゲームでは上手くすり抜けて上位にくるから困ります。今季はどの試合も精彩を欠いていて世界選手権で戻せるのかちょっと疑問。ウエイトが戻っているようなら練習してきたんだな〜と思う事にします。
Johnny WEIR(USA)
2006年トリノ五輪5位
SP:King of Chess by Silent Nick
FP:Child of Nazareth by Maxime Rodriguez
PB:220.25(2004年NHK杯)
RK:8位
夏に体調を崩したとかで今季はずっと精彩を欠いています。演技がハマればもちろんベースバリューのいい選手なのですが滑りやスピンがあまり戻ってなくそれがPCSが出なくなっている原因です。全米でもライサチェクに負けてしまいました。彼もPBが古いのがきがかりです。
Alban PREAUBERT(FRA)
2006年GPF4位
SP:Night on the Bare Mountain by Modest Mussorgski
FP:Mike Hamer (soundtrack)他
PB:212.67(2006年スケートアメリカ)
RK:10位
芸人揃いのフランス勢にまた一人芸人がという感じ。今季のプロあまり好みでないのですが演技の粗さを演技で昇華させる戦略をとったモロゾブってすごいなと思いました。ノーミスでも台確保は難しいかなと感じるのと大きい試合になると発揮力が落ちてましてユーロの出来が一番悪かったです。日本では人気出るかな。
Kevin VAN DER PERREN(BEL)
2007年欧州選手権3位
SP:Adagio by T. Albinoni
FP:Pirates of the Caribbean (soundtrack) by Klaus Badelt
PB:204.85(2007年欧州選手権)
RK:11位
今の新採点でのルールですと演技スキルがシンプルすぎるのですが、4T持ちで試合に強く、多分会場を熱くさせてくれるんじゃないかなと思います。昨季で引退という話もありましたが元気に競技に参加してくれてます。念願のユーロメダリストにもなりました。(3/17 エントリー取り消し)
Tomas VERNER(CZE)
2007年欧州選手権2位
SP:Toccata and Fuga by J. S. Bach Music by Vanessa Mae
FP:Lessiem - Mystic Spirit Voices Funoamentum
PB:212.69(2007年欧州選手権)
RK:12位
ジュニアでもそれほど実績がある選手でないのですが今季ユーロSP1位で一気に注目を集めました。ユーロの内容を見る限り技術スキルはかなりのものがあります。完成すれば一流選手の仲間入りになる可能性大。いいものを認める土壌のある日本で、是非いい演技をみせて世界の足がかりを掴んで欲しいです。
Sergei DAVYDOV(BLR)
2007年欧州選手権4位
SP:Hymn to the Moon by Evgenia Monolides
FP:Don Quixote by Leon Minkus
PB:204.78(2007年欧州選手権)
RK:13位
2003年に世界選手権7位に入った事があるだけで実績というには弱い選手でしたがGP中国大会でSP1位をとり注目を集めました。ジャンプスキルが弱いのでノーミスでどこまでゆけるかというところですが不振のロシア勢に変わって是非頑張って欲しいです。
Kristoffer BERNTSSON(SWE)
2007年欧州選手権10位
SP:Merecunde by Titanes de la Salsa La Vida es un Carneval by Selia Cuz
FP:Saturday Night Fever by Bee Gees他
PB:184.70(2006年ロシアカップ)
RK:45位
同じ芸人ぶりなら彼の方がいいな(笑)五輪でやったSPのインパクトが強烈でした。今季はSPは昨季のものを続行、フリーはXJAPANが混ぜてあるという、日本向けアピール満載です。来年の自国開催の世界選手権へ向けて頑張って欲しいです。無名選手の中ではダントツの一番人気(たぶん)
Ryan BRADLEY(USA)
2007年四大陸選手権4位
SP:Polka by G. Kramer
FP:Latin Medley by Perez Prado
PB:196.29(2007年四大陸選手権)
RK:56位
アメリカ「第三の男」は彼、といっても全米は2位通過です。かつてランビエールがジュニアだった頃同じ試合に出て1位に入っていたりとありましたがブレイクはやはりゼロックスのCM「経営者」役でしょう!バックフリップの出来るスケーターを捜してオーディションの末得た役です。スケートアメリカ8位からCMゲットの後するすると全米2位。きっと彼も人気者です。EXは「サタデーナイトフィーバー」まんまトラボルタでした。