3月末に開催された競技会、半年もかかって感想を書きました。周囲の人に「どうだった?」と良く聞かれます。「思い残す事何もないです」と答えています。本当に最高の空間でした。
日本開催の世界大会、1994年と2002年と見ていますが、決定的に違うのは「その年の世界最高峰の大会だった」点です。過去2回の大会は五輪後で、競技会としてはもちろん良かったですが、やはり一番の真剣勝負の場は五輪であるため、楽しい感じだけが占めていました。ですが、今回は勝負の重さ、儚さ、楽しいだけでない、いろいろな想いを体感出来た事が大きいなと思いました。会社を休んでまで行ったのも初めてに近いし(長野も休んで行ったけどその時は全競技は見ていない)そこまで入れ込んでみたのも初めてだったのでもう本当に「思い残す事はないな」と。自分の中でも完全燃焼でした。
選手にとってはあの一日のために大変な労力をかけてトレーニングを積んできている訳で、そしてあの一日は過ぎてしまえばたちまち過去で、本当過酷な世界だなと思います。だからこそ、その労力をきちんと理解してあげたい、私はどのジャンルに対しても「好き」になったらそういう部分を大事にしたいタイプのファンです。なのでレポートに時間をかけました。速報性はないですが、自分なりの客観性を大事にしたレポートです。
半年が過ぎ、スケート界にもいろいろな事が起こっています。環境を変えた人もいますし、進路の岐路にいる人もいる。引退を撤回した人もいるし、大きく発表はないですが引退した人もいます。一方で新しい風も感じます。思い残す事、ひとつ終わればまだまだあるんだなと気付きました。スケートファンとしての立場だけいうと以前とは随分変わってしまい、正直そのあたりは残念なのですが、自分のスタンスは今後も変えませんのでまた全国各地で地味ーに競技会やアイスショーを見ゆきたいと思っています。