Minato Sugisawa's memo

旅・エンタメ・日々の覚書

skater of skater 佐藤有香

 

佐藤信夫&久美子ご夫妻の本は定期的に出版されますが、娘の佐藤有香さんの本が出版されるとのことでとーーーっても楽しみにしていました。私の好きなものは大抵長いキャリアの方ばかりなのですが、彼女もまた、今もなお、現役のスケーターであり、振り付け師やショーデレィクターを担当するなどスケートに特化したキャリアを重ねています。その間はほぼリアルタイムで追っていましたのでどんなに大変なことか、どんなに偉大かはわかっているつもりでしたが、改めて書籍になり、一言
全スケーターの課題図書にするように
と思った次第ですw
現役競技スケーターが抱える葛藤や悩みを全て経てきて尚、スケートを愛し続ける姿勢は尊敬の一言ですし、セカンドキャリアの道としてプロスケート、アイスショーがあるということはやっぱりいいなと思います。

前のエントリーでアメリアイスショーの衰退についてちょっと触れましたが、彼女がアイスショーにたくさん出ていた時期がハーディング&ケリガン事件の直後で一番人気があった時期でもあります。そして衰退したのは2002年のソルトレイク五輪のペア競技採点疑惑(と、全く思ってないですが)が原因と言われてますが、同時期にスコット・ハミルトンやブライアン・ボイタノ、ミシェル・クワンなどの主要メンバーがショースケートから引退が続いた時期でもありますし、その後が続かなかった。トリノ金の荒川さんは1年チャンピオンアイスに参加してその後は日本のショーがメイン、バンクーバー金のキム・ヨナも韓国でのショーを立ち上げたりしています。それはアメリカショービジネスの環境が劣悪なことがあるのかもなとか、言語の壁があるのかな、とか。ヴィットが北米でも受け入れられたのはドイツ語圏の出身だったからかもです。ドイツ語は英語と似ているので取得にそれほどストレスがないそうです。また、アメリカのスポーツシーンが全体的に芸術スポーツに価値を見出していない印象があります。パフォーマンスの派手なものは人気のようですが、フィギュアスケートのような内省的な表現は受け入れにくくなっているのかもしれませんし、集客装置である女性スケーターが自身のキャリアをビジネスに見出す動きもあり、アメリカではオールドスポーツという感じが否めません。

白人至上主義の象徴のようなフィギュアスケートにおいて、五輪金メダリストを差し置いてプロ大会4連勝、ペアでも実績、日本でTVの解説をした翌週にアメリカのプロ大会に出て優勝していたりとプロになってからの彼女の伝説的戦績は時々記事にしていました。来季セーラームーンオンアイスのディレクターとのことで、俄然見に行く気になった私ですw

また、一番いい時期のスターズ・オン・アイス、アメリカまで見に行ってよかったなと思いました。会場で遭難しかけましたけどwいい思い出です。