Minato's memo

旅・エンタメ・日々の覚書

スターズ・オン・アイス2022八戸公演(1)佐藤有香さんラストパフォーマンス

コロナ蔓延以前からスケートで遠征するのは競技会中心でショーでは本当に久しぶりでした。今回は佐藤有香さんのためにショーを見にいくことを決めましたが、前日がアルフィーのコンサートin宇都宮で八戸なら北上できるよな・・・とは考えたものの当日にたどり着けない上、通過駅が多いので「はやぶさ」を使った方が早いということで一旦家に戻って、日帰りというか、帰りはバスで帰京するという方法を取りました。昼公演だけでなく夜公演も見るつもりで。ちょっと悩んだんですけど、夜の方が何かがありそうだなと思いまして。流石に遠征費が嵩むので「カーニバル・オン・アイス」は諦めました。演技は同じだったのかな?

佐藤信夫・久美子夫妻が「カーニバル・オン・アイス」からずっとご覧になられていたようで、こういう形でようやくショーを楽しむ機会ができたのかなと。知られているお顔だから会場で非常に目立ちましたし、関係者が多かったのか常に誰かに囲まれていました。

でね、気づいたのは私だけかな、ずっとお二人のそばに付いていた男性がいて、最初IMGのマネージャー的な人かしら??と思っていたんですが、どこかで見たことがあるな・・・というかご夫妻に似てるな・・・と気づいて、「息子さん、有香さんの弟さんだ」と認識しました。Twitterで言及していた人はいなかったので自信がなかったのですけど、スケ連のむかーしの機関紙「銀盤」に弟さんが一度だけ載ったことがあり、今確認して間違いなかったです。弟さんだけ、スケート関係には関わっていないはず。弟さんまで来られていたのが本当尊い・・・。

そんなファミリー、そして「スターズ・オン・アイス」のキャストに囲まれてのラストパフォーマンスでした。ラストだからといって決してしんみりした曲ではなく、軽やかなステップで魅せる構成。佐藤有香さんの派手ではないけどポジションが明確で表現の技術に優れた、音楽感性の素晴らしさを見せた演技でした。現役選手と比較してもまだまだ滑りのスピードは素晴らしいです。演技後、宮原知子さんから花束進呈とジェフリー・バトルの演技へとつながります。各公演で花束贈呈って、過去も見た光景でどうなの??とか思っていたら、最終公演で(ちょっと音声のタイミングは外れましたが)サプライズの映像メッセージ、佐藤ご夫妻(前日撮り?)ファンの方(これも前日撮りだったので参加できず)過去の「スターズ」のキャスト、クリスティ・ヤマグチ、スコット・ハミルトン、カート・ブラウニング・・・他パトリス・ローゾン、アリッサ・シズニー、ジェイミー・アボット他、最後に宮原知子さん(編集に穴が空いてちょっと途切れたのはご愛嬌)この映像が幕張世界選手権の演技からのスタートでこの演出に涙腺が崩壊しました。過去、こんなに素敵な演出でキャリアを終えられたプロスケーターってほとんどいないと思います。過去どの選手でも、V6でも泣かなかったのになぁ。V6が「遅れてきた青春」ならスケートは自分にとってなんだろう・・・と考えた時、「夢はきっと叶う」なのかな。「スケーター・オブ・スケーター」と呼ばれる佐藤有香さんは伊藤みどりさんとは違う種類の天才だったわけですが、これだけ長きに渡って色々なことを実現させた努力や情熱は今後の選手の大きな指標になるだろうなと思います。

佐藤有香さんの夢のようなスケート人生に少しだけでも共有できたこと、熱心さはあったかわかりませんが、こんなに長く応援できたことに感謝ばかりです。

スケート仲間からは「Congratulations」と声をかけられていました。この「おめでとう」という言葉は「努力して得られた成功に対して使う祝辞」とのこと。佐藤有香さんのサードキャリアにあたる今後の人生が「Congratulations」が増える日々であって欲しいと願っています。まずはお疲れ様でした。ありがとうございました。

「永遠に誇りに思う」「いつでも戻ってきて」という安藤美姫さんのメッセージ。安藤さんの繊細さを感じます。

宮原知子さんから。彼女の「スターズ〜」レギュラーキャスト入りにはかつての有香さんを見ているようです。大人しい印象の彼女がこんなにストレートに愛情表現する存在、そんな先輩に巡り会えたのは彼女にとってよほど大きなことだったんだなと思います。