Minato's memo

旅・エンタメ・日々の覚書

第79回全日本フィギュアスケート選手権大会(7)

男子FS

1位 小塚崇彦 トヨタ自動車 251.93

今日は全体的に演技が地に足がついていない、そんな印象でした。ジャンプも全てこらえての我慢の演技、要素での取りこぼしはほとんどないのがさすがだと思わせる演技でした。2004-2005年シーズンがジュニアの立場で参加した時にSP1位スタートでしたね。優勝するまでに5年かかりました、おめでとう。

2位 織田信成 関西大学 237.48

今季ずーっと感じている、「フリーの弱さ」が出てしまいました。ジャンプが全て決まれば一番きれいで加点が期待できるので評価でまた違うのでしょうが。後半のスタミナが次の試合への課題かと思います。

3位 高橋大輔 関西大学大学院 236.79

今日は文句なしです。高橋劇場。迫力が他の選手とはまるで違いました。全日本、出てればずっと優勝していたので得意としている部分もありつつ、今日みたいに追い詰められた状態で放ったオーラはここ数年の全日本では見たことがないものでした。スピンでレベルがとれていないのが課題です。

4位 羽生結弦 東北高校 220.06

羽生君は申し訳ないがフリーでノーミス、としたとこでもやっぱりSSでまだ決定的な差が上3人とはあるので150点くらいが上限なのかなと思います。もちろんSPみたいな演技をしかねない怖さがあるのは事実ですが、今日は若さの方が出ました。上3人が羽生君の今の年齢の時から比べるとポテンシャルの高さが全然違うので「近い将来」が楽しみです。

5位 無良崇人 中京大学 207.31

3Aの大きさがとにかく素晴らしいかったです。新境地の情緒感あふれる演技。スピンやスケーティングが良くなってきていますが「もう一歩」上を目指せると思いますので。

6位 町田樹 関西大学 204.11

最終Gではちょっと霞んだ印象です。GPS後ちょっと悩んでしまったようですがスケーティングがもう少し良くなれば世界と戦える華はありますからね。次に期待。

7位 村上大介 青森短大 198.71

不本意な全日本になったのかな。4Sにトライしたのには驚きました。GPS時では第二グループの実力差が接近していると思っていましたが、村上君はさらに演技の密度が欲しいとこです。

8位 中村健人 立教大学 193.01

今季の中では一番良い出来だったと思います。恐らく派遣されるであろう、ジュニアワールドではもう少し、精度アップ!

9位 中庭健介 パピオフィギュアクラブ 191.52

フリー7位です。頑張れば最終G入れた、とか、もうちょっとやれそうでやれないのが彼ですが(笑)演技前客席から野太い声で男子選手の応援が。愛されている選手だなと思いました。フリー、リピート決定!久しぶりに3Loが入ったのがうれしい。3Aもですが、エラーのつく3Fも外してました。3Lzは加点がつくきれいなジャンプなんですよね~。

10位 南里康晴 福岡FSC 187.65

引退を公言していたせいか、会場がすっかり応援ムード。演技終わりでスタオベ、コーチも本人も涙涙でもらい泣き・・・・・。お疲れさまでした。

11位 田中刑事 岡山理大附高校 183.78

中四国九州勢が調子を落とす中、トータルでまとめました。来季がんばれ

12位 木原龍一 中京大中京高校 178.64

中京、というよりどうも長久保組が全体的に調子の悪かった今年の全日本、フリーは盛り返しました。ジュニアワールド、大丈夫かと思うのですが、ノーブル感のある演技を期待します。

13位 日野龍樹 中京大中京高校 171.70

こちらもフリーはがんばりました。ラストのスピンはやっぱりすごいな~。割りに淡々と滑るので身体の成長とともに表現のランクアップを期待します。

14位 近藤琢哉 慶応義塾大学 163.78

とても良いプログラムです。一度東日本インカレでみていました。ジャンプがもう少し入ってくるといいですね。

15位 小田嶋隼 北海道FOREST.F.S.C 159.86

2度3Aにトライした男気ある演技でした。もうすこしゆとりある演技が出来るといいな。

16位 佐々木彰生 明治大学 159.56

南里君の後で全く空気を読まないエレクトリカルパレード。ジャンプが壊滅的でした。大学生になってから怪我も多いし、難しい技にも挑戦してきているのですがこの全日本はちょっとかみ合わなかったですね。

17位 堀之内雄基 日本大学 158.72

3Aにトライ、結構ジャンプの種類を持っている選手です。

18位 板井郁也 武蔵野学院 154.68

グループ3での演技、ちょっと荷が重かったですね。まだまだ若いので次に期待。

19位 吉田行宏 関西学院大学 151.63

靴紐がほどけるアクシデント。ストレートラインに入る前の出来事でした。なさそうであるんだな。再開後は素晴らしいステップを披露してくれました。

20位 坪井遥司 岡山FSC 147.10

3Aに苦労していましたが2度目は意地で成功。他のジャンプが揃ってくれば、スケールの大きなスケーターになりそうで楽しみです。

21位 佐野隼規 中京大学 143.86

ここから芸人プロ(笑)海猿。なかなかがんばりました。

22位 西上順三 関西大学 143.37

火の鳥、最初のジャンプに入るスピードが魅力あります。

23位 鈴木潤 月寒FSC 143.31

ロミジュリ。後半はまだもたない感じです。滑りがきれいなので次に期待します。

24位 宮崎勇人 関西大学 129.14

「ポエタ」好きな曲でモチベーションをあげるのはいいことです(同行者談)

終われば順当、という感じですが、日本男子、選手層が厚くないのに上位陣のレベルが高く大変な時代になったなと思います。4Tの成功率が低かったですが、氷のせいだと思いますよ。