有力選手紹介(1)ペア
Aliona SAVCHENKO / Robin SZOLKOWY GER
長らく世界選手権優勝の常連です。五輪だけが弱い(^^;)トランジッションの面白さや演出の仕方などは毎回創意工夫があって見ていて飽きない、素敵なペアのひとりです。今季も負けなしなのですが大舞台でもその強さを発揮して欲しいです。
バンクーバー五輪銅メダル 2010年GPF1位 ランキング1位
Qing PANG / Jian TONG CHN
演技のスケール感は先輩ペアのシェン&ツァオの雰囲気に近くなってきました。線の細い感じから脱皮をはかっています。今季はお休みする予定がジャン&ジャン組の休養でフル参戦。演技の密度が少しもの足りないのが弱点です。
バンクーバー五輪銀メダル 2010年GPF2位 ランキング2位
Yuko KAVAGUTI / Alexander SMIRNOV RUS
今季は肩の手術などがありシーズン出遅れでしたが、ユーロではフリー1位と存在感をみせてくれました。演技が年々洗練されて「美しく」なってきています。不思議ポジションのリフトなどをやらせたら間違いなく世界一。EXは本当見ていて楽しいです。
バンクーバー五輪4位 2010年世界選手権3位 ランキング3位
Vera BAZAROVA / Yuri LARIONOV RUS
バンクーバー五輪で強いロシアチームの片鱗を見せた次世代のエースです。ロシア伝統のラインのきれいな演技をし、ゴルデーワ&グリンコフのデビュー時を彷彿とさせます。上位チームにどこまで迫れるかが見どころです。
2010年GPF5位 2011年ユーロ3位 ランキング5位
Caitlin YANKOWSKAS / John COUGHLIN USA
アメリカチームはいいチームの解散が続いていて初世界タイトルチャレンジとなりました。今季は成績が安定しているようですが四大陸でも台乗りがなく、実力は未知数です。
2011年四大陸選手権4位 ランキング7位
Narumi TAKAHASHI / Mervin TRAN JPN
今季は忙しいね、何試合出てる??ジュニアカテゴリの選手ですが、ジュニアの中では滑りが突出しています。ジャンプとツイストリフトに弱点があるのでシニアに入るとパワー不足が否めないですが、「いいペアだな」と思える域になりつつあります。
2011年世界ジュニア選手権3位 2010年JGPF優勝 ランキング9位
Kirsten MOORE-TOWERS / Dylan MOSCOVITCH CAN
カナダも強いチームがいなくなっています。国内選手権及びワールドランキングはこのチームの方が上ですが、GPF及び四大陸があまり良くなかったので国際大会での出来が気がかりといえば気がかりです。
2011年国内選手権1位 2010年GPF6位 ランキング15位
Meagan DUHAMEL / Eric RADFORD CAN
ランキングは低いですが四大陸は2位という、乗せたら怖いチームかもしれません。国際成績はこれからです。四大陸に強いのと、2007年シーズンに6位という成績を残しています。
2011年国内選手権2位 2011年四大陸選手権2位 ランキング28位
Tatiana VOLOSOZHAR / Maxim TRANKOV RUS
ロシアの秘密兵器が満を持して世界の舞台の登場です。前年五輪ウクライナ代表で8位のタチアナとロシア代表で7位のトランコフが新チームとなりましてロシア選手権ではカワグチ組をおさえて優勝。ISUチャンピオンシップデビューが世界選手権でしかも優勝が狙えるという、マンガみたいな展開が期待できる大型カップルです。
2010年ロシア国内選手権優勝 ランキング70位
ペアは上位陣安泰とはいえ、台風の目、ボロソジャル&トランコフ組がデビューしますので「面白い」試合展開になると思います。北米ゾーンがやや手薄になっているのが残念です。