Minato's memo

旅・エンタメ・日々の覚書

宮田大地くん

先週、うっかり胃腸炎にかかり、最後見られないかも・・・と思った日中。
どうにか持ちこたえて明治×法政on ICEを見届けました。町田くんの言葉ではありませんが「フィギュアスケートをブームでなく文化に」という、その一翼的な活動で、本当有難いなと思います。今季はインカレの放送もあったので今回の引退生の演技が映像に残せたのが本当よかったです。梶田くんはインカレの代表にもなれず、そういう人も出てきてしまうんで、なかなか平等、とはいかないのは致し方ないことですが。

 

タイトルの宮田大地くん、中庭くんが引退して、ご贔屓として応援する男子選手が不在で、ぽっかりと穴が空いているところに(本当なら羽生くん、だったんでしょうけど羽生くんは稀代の大スターとなってしまい、私が応援しなくてもね・・・)パピオ勢の生え抜き選手としてジュニアのタイミングで頭角を現してきて、また滑っていたプログラムが「ブレイブハート」で分かりやすく興味を持った選手でした。ワンストロークの伸びが素晴らしくて、何より演劇的な手の表現が印象的でした。私好きな選手のタイプに節操がないのかなと思っていたのですが、ひとつ共通として「疾走感」がある選手が好きだなと。滑りが早いとか、エッジワークが滑らかとか、スケートのスキルの話ではなく、演技に「風」を纏っている雰囲気の選手、そしてバレエ的な表現よりは演劇的な表現が上手な選手が好きかも・・・と気づきまして、宮田くんは中庭くんとは違った柔らかな雰囲気を持ちながらスケール感のある演技をする選手でした。3A以上のジャンプは実装できませんでしたが発揮力はあって、世界ジュニアの代表に。中庭くん、志願の世界ジュニア解説でしたね。そんな彼が関西飛ばして東京に来ることになったのは個人的にはかなり嬉しかったです。が、大学生活でのスケートは怪我続きで特に東日本で思うような演技ができず、涙にくれている姿ばかりで辛かったです。女子選手もですが、男子選手も大学との両立や卒業後のキャリアが頭をかすめるのか、大学に入ってから伸びるのかなと思ったら思うようにならないことが多くて、九州のままか中京や関西の方が良かったのでは?と思わずにはいられないのですが本人は「東京に来て良かった」と発言したので競技生活としては全うできたのかな。

宮田くんは写真での立ち位置が結構端っこのことが多くて、おとなしい性格なのかなと思いました。

とはいえ、在京の大学生のこのところの元気のなさって、「就活」にエネルギー吸い取られているのでは?中京、関西に比べても東京の大学生の落ち込み方ってどうにも・・・。私なんて基本裏口入社だし、5社会社変わってもちゃんと働いてますので言いたいのですが仕事はどうにでもなるから。男性は「ポスト争い」があるのでそのプレッシャーもあるとは思いますが、ぶっちゃけ、会社員が全てではないよ。ましてフィギュアスケートというプレゼンタースキルが突出して高くなりそうな競技者なのですから(後、海外アレルギーも低そうですし)いいと思うんですよね。ただ、弱点として集団スポーツの人たちに理解されないというものでしょうか?ハッタリで特技を磨いた方が今後のためと思います。勉強は実践的な点をみても社会人になった後の方が断然必要ですので。

今回のショーでの演技は「シンドラーのリスト」。ルッツ、入りました。宮田くんのスピンも好きで全体、「宮田くんの演技だ」というのを感じることができました。最後の挨拶もとてもきちんとしていて、社会人としても今後が期待できそうでした。

全九州が最後とのことで、またも一番最後は見られませんが、今後の人生が幸多いことをお祈りいたします。

お疲れ様でした。