Minato's memo

旅・エンタメ・日々の覚書

2019年東日本選手権【1】

やっと記事にできました。先週が1年で一番忙しい週で、一番体力を使うタイミングでかなり屍状態で軽井沢に行きました。長野市の方はかなりの頻度で来ておりますが軽井沢は初めてです。まだまだ行ってない場所がありますねー。会場は常設の席はそこそこありますがホッケー仕様でアクリルのフェンスで視界が遮られていて、ちょっと見づらい。なので席は空いてましたけど立ち見で見ている人多かったです。私は体力がないのでフェンスと格闘しながら座っての観戦でした。

シニアカテゴリーはシードと免除を除いてどちらも上位6名が全日本、女子は去年の3人よりましで男子は若干門が狭くなりました。前年の全日本の成績に依るので羽生くんが出ていたりするとまた違うんですけどね。とはいえ、西高東低の状況はここ何年も変わらないので今のジュニア選手がシニアに上がるまではこの状況かなと思います。で、男子は上位3人は決まりで残り3つの席を東京ブロックの選手で争う、という図式のはずでしたが鈴木潤くんが初日11位という、速報を見て絶句するようなことが起こりまして・・・。瞬時に北海道・東北ブロックに行かなかったことを後悔しました。フリーが終わってみれば予想通りのワンツースリーでしたけど総合順位は6位というヒヤヒヤの展開。鈴木くん、ルッツが帰って来たらフリップが今度家出という、なかなか難しいですね。ピーク時は3A2本が入りますので3A1本のみの構成はかなり慎重に確実に行った演技だったと思います。まだ本調子と言えない感じでしたが、得点源のコンビネーションで点を積み上げました。会場が「全日本に行くべき人」という認識が強く出ていたし、この日全体的に男子の演技が低調でだったのでほぼノーミスのフリーは今回のハイライトのひとつでした。1位は西高東低の象徴、山隈くん。「勝って当然」とは言い難い、佐藤くんがいますのでシビアな戦いではありましたが、ノーミスの出来でした。今後、+3のコンビネーションが入るかが課題になります。そして2位に佐藤くん。スピードを殺して、丁寧な演技でした。迫力は随一だけど実施度が低く、特にフリーで大崩れすることが多かったのでシンプルに丁寧な演技だなと思いました。北の国大コンビの勇姿、全日本でまた拝めますね。

東京ブロックでのシニア男子の低調ぶりがちょっと心配になるくらいでそれでも東日本にピークを合わせるのかなと思ったら、きちんと合ってるかなと思ったのは鎌田英くんくらいでした。本来なら唐川くんあたりもこういう場面は強いはずですが大学3年、4年というところで「シューカツ」というかキャリアの終焉に悩み始めているのかなという気がしました。というわけで東日本男子、残り2名は大学1年2年石塚くん國方くんになります。この二人も東京ブロックの方が良かった印象なのですが、トータルバランスで勝りました。

シニア女子、永井さんの優勝は堅いところでしたが、滑りはかなり慎重。それでも別格な感じがする演技でした。全日本に出続けて、海外転戦組との逆転を狙って欲しいと毎回思うのですが調子が噛み合わないことが多いので今年こそ、の祈りを込めてます。

廣谷さんは去年全日本に進出できず。ジャンプが走って飛んで、だったりもう少しプログラムの表現が欲しいとかありますが、アマチュア学生スケーターの夢や希望や頑張りといった感情が全面に出た滑りにグッとくるものがありました。全日本でいい演技、して欲しいなと彼女に対しても毎回思います。

佐藤伊吹さん、SP1位で調子も良かったとのことなのでフリーの演技は「崩れてしまった」形になります。SPの滑りの後の疲労感とか、 SP1位で折り返す心理的な難しさとか、色々あるんだなとみて取れます。調子が良かったからこそフリーの崩れはショックだろうな。

女子はフル30名エントリーでSPで6人脱落、フリーで18人脱落。女子の競争は本当熾烈です。少しでも上にと、その中で素晴らしいパフォーマンスをというのが本当難しいなと。東京ブロックの方が良かった、という選手も多かったので東日本選手権という、全日本最終予選の舞台での発揮力を試される場というのを改めて実感しました。