Minato Sugisawa's memo

旅・エンタメ・日々の覚書

トリノ五輪 選手紹介(1)ペア編

SP 日本時間2/12 3:00AM 
FS 日本時間 2/14 3:00AM

前回五輪では汚点の象徴となってしまったペア競技。今回は北米に有力ペアがいないので(毒)そんな騒ぎにならず、静かに競技が進行するかと思います。見所としては「ロシアVS中国」にドイツペアがどこまで食い込むかですね。

トトニアミナ&マリニン(ロシア)
現在のペアで「最強」を誇るカップル。ひとつひとつの技術を正確に実施します。滑りの質の綺麗さ、演技の流れ、どこをとっても上手いです。難を挙げるとすれば中盤のリフトでのスピードダウン位かと。正確無比な演技にドラマチックなマートンの音楽で大崩れがなければ金メダル確実です。トトミアニナが国内大会で体調を崩して棄権した事でスタミナ面で心配はあります。

04年05年年世界選手権優勝
05-06GPF1位
ペトロワ&ティフォノフ(ロシア)
2人のユニゾンは完成に近くなったものの、ティフォノフの体力的な衰えがどうしても隠せないカップル(ティフォノフ現在35才)SPでどこまで点を稼げるかでフリーの順位が決まるかと思います。スケート技術はさすがロシア。
ISUランキング1位
04-05年世界選手権2位

オベルタス&スラフノフ(ロシア)
まだ荒削りながらタマラコーチの教えを随所に感じられる正統派でありながら新しさも感じられるカップル。技術的には高度な事をやっているのでどこまで本番までに精度があげられるかが鍵になるかと思います。

シェン&ツァオ(中国)
04-05年の世界選手権での棄権、そして05年シーズンイン直後にツァオがアキレス腱手術と今季をまるまる棒に振ってるカップル。エントリーには間に合いましたが五輪本番が今季初戦となります。演技の大きさ、そして急速に身に付いた表現力で全盛期の力を出せるならトトミアニマ&マリニンを脅かす唯一の存在です。
02年03年世界選手権優勝
04-05年GPF1位
ソルトレイクシティ五輪銅メダル

ジャン・ジャン(中国)
前回五輪で4回転ツイストを試みたように技術的には世界一を誇ります。先のGPFでも構成点ではトップ。壮大な曲でパワフルな演技、中国らしい良さと、フィギュアスケートとしてのユニゾンの甘さとが諸刃の剣のようなカップル。基礎の完成度で差のつくSPでは出遅れがちですが、技巧でどこまで挽回出来るかにかかっています。
05年世界選手権3位
05-06GPF2位

パン・トン(中国)
ここ2年やや不調にみえるカップル。女性がとても細く、中国ペアとしては繊細な美しさを表現出来ます。ひょっとしたら新採点の対応に苦しんでいるのかな?ISUランキング2位。
04-05年GPF3位
世界選手権4位

サフチェンコ&ゾルコーヴィ(ドイツ)
名ペア選手だったシュトイヤーがコーチで彼らを彷彿させるようなスポーティでモダンな演技が魅力のカップル。女性の方のドイツ国籍取得がギリギリだったり、シュトイヤーの秘密警察関与(!)騒ぎがあったりと場外がやや賑やかでしたが全てクリアとなって、五輪に望めそうです。
05-06GPF3位

イノウエ&ボールドウィンJr(アメリカ)
全米で劇的な代表入りを決めた、リアル少女マンガなカップル。女性の井上怜奈さんはアルベールビル五輪ではペアで代表15位、リメハンメルではシングルで代表18位という成績があり12年ぶり3度目の出場です。ボールドウィンのソロジャンプの出来に難があるのですが技を正確にこなせれば、そしてスロー3Aを決められれば上位を伺う可能性が高くなります。

ザゴロツカ&シュデック(ポーランド
ニゾンの美しいカップルですが、体力的な衰えと、新採点導入後、技術的進歩においてゆかれた感があります。モチベーションを五輪に合わせられるか。

今回の五輪はロシアの4種目制覇がかかった大会でもあるのですが、ペア競技としてはロシアは12連覇がかかっています。前回ケチがついたのですっきり優勝して欲しい反面、シェン&ツァオの復活も見たい気もするし、日本のメディア的には怜奈ちゃんペアでしょうし、なかなか熱い戦いになるかと思います。