Minato's memo

旅・エンタメ・日々の覚書

2020年全日本ジュニアフィギュア

久しぶりの有観客での大会となりましたが、私は自宅観戦とさせていただきました。何しろ最流行地、東京在住なので自分が何かに感染してしまうより、「誰かを感染させてしまうかも」という方がちょっと怖く、もう少し様子を見ようかと思っています。全競技見てはいたのですがTVに対し、座席位置がイマイチなので、6時間くらい拘束のフィギュアスケートの配信はデスクで見た方がいいかな〜というのが感想です。ツイッターではあまり呟かなかったのですが、呟いたものに対しては音声入力を使ってみました。現地では無理ですがw早いです。人名とかは辞書登録すればかなり早く入力できるようになりそうです。PCも音声入力化ためしてみようっと。

アイスダンスは吉田唄菜&西山真瑚組の連覇。ジュニアとはいえ、佇まいの美しさが抜きん出ています。教えても教えられないものを手に入れているこのカップル、国際大会での機会がない今ですがちょっとシブタニズ的な化け方をするのかなと楽しみにしています。

男子は本田ルーカスくんの優勝となりましたが、印象としては三浦佳生くんの存在感が優ってました。SPは基礎差が出てしまうので仕方ないのですが、もう少し「攻め」と「冷静さ」があれば楽に優勝だったかなと。本人なりのプレッシャーがあったと思いますけどね。三浦君はジャンプに入るスピードがとんでもなくて、迫力があります。スピンも良くなってきたのでFSは点が出るようになりましたがジャンプに制限のあるSPはちょっと我慢が続きそうです。本田ルーカス君はSPは素晴らしかったです。FSは練習不足というかスタミナ的な不安が出たのと、今日は女子もですがアクセルが飛びにくそうな印象でした。演技の良さが少し削げてしまったかなと。3位に三宅星南くん、髙橋大輔くん崇拝な印象の子でしたけど背が伸びて田中刑事くんぽくなってきたかも。身体が大きいので手足をコントロールする筋力が大変そうです。4位に木科くん、今季にかける意気込みが痛いほど伝わってきまして、攻めた4位でした。世界ジュニア、届くかな。5位に大島光翔くん、これは昨季に比べると大躍進でしょう。元々お父さん譲りの華のある踊り心のある選手でしたけど、今季は3Aが入るようになり、技術的にシニアトップに近いレベルに到達しました。プロポーションも良いし、曲によってパワーいっぱいに滑ることも、繊細に滑ることもできそうな恵まれた雰囲気があります。全日本、新人賞狙っちゃえ。ちょっと残念だったのが壷井くん、西日本での調子があれば返り咲き優勝はあったろうにな・・・。

女子、松生理乃さんの圧巻の表現力で優勝。グランプリ東海勢はスケートが本当滑りますし、彼女の表現の説得性にものすごく感動しました。久しぶりに女子の演技で文句なし、という印象です。NHK杯の優勝、あるかもですね。2位は吉田陽菜さん、この1年でとても大人っぽくなりました。こちらも演技がとても良くなりましたし、必殺技の3A、綺麗に降りて、エキサイティングでした。1位2位争いはものすごい見応えがありましてよかったです。3位にノービス推薦、渡辺麻央さん。4位もノービス推薦、柴山歩さん。二人とも3Aをトライなしで構成ノーミス、無敵感満載でした。ノービスでの表彰台は安藤さん以来とありましたけどそうか。でも、ノービス去年の覇者、畑崎李果さんの不在を思うと、成長期の高度なジャンプは大丈夫何だろうか?とやっぱり心配になります。女子は女性らしさが出てきた時にピークアウトしてしまうのが本当惜しいので、ケアに気をつけて欲しいなと毎回思います。

5位に住吉りをんさん。彼女は逆に怪我からの復帰。流れるような美しさでした。

びっくりしたのが横井きな結さん、頚椎を痛めたとかで2日間コルセットを首にしたままの演技。脳震盪もですが頚椎も大事な箇所なのでここで無理をしてしまうことがあとあと影響しないといいなと祈ってます。ここにきて中学生までは競争を煽らない、心身の成長の方が大事とされるようになってきました。スポーツの世界で世界を目指す場合、無茶はまかり通りますけど、それを全日本ジュニア出場レベルでやっていいものか、何ともいえないです。これが「優勝」がかかっていたら・・・なら、わからなくもないのですけどね。

来週は全日本の前哨戦となったNHK杯。なんか変な感じですが、シニア国際大会です。また張り付きで応援したいと思います。