Minato Sugisawa's memo

旅・エンタメ・日々の覚書

2022年世界ジュニアフィギュア雑感

まずは、無事開催されて、無事終了してよかったです。エストニア、タリン。バルト三国のひとつで今のウクライナ問題は決して他人事でない国です。

ジュニア選手の世界大会への参加の是非は今後大きな課題を感じた今回の大会でした。平均寿命が伸びて「ジュニア年齢」の期間が相当手前の設定となった今、ロシア女子選手の早期の引退同様、いざとなった時に制限がかかる状況と「アスリート」という特殊な地位に対してどう折り合いをつけるのか。私は選手が存在する以上大会を実施すべき主義でどうにか中止にならないよう、配慮して欲しいのですが、興行的に収入が見込めるシニアの大会に比べて、「育成」の側面が強いジュニア大会は余裕がない状況では開催が見込めないのかなとはみています。

日本選手については移動も大変で、大会期間も固定せず、そもそも新年度という若干リセットのかかる状況でメンタルが難しかったかなと思いました。ちなみに海外勢は基本9月が新学期ですよね。壷井選手の銅メダルは一度怪我があってからの復活なのと最年長というポジションで上手にコントロールできたと思いますが、三浦選手については初めからジュニア大会1本だったらな・・・とか、欠場した佐藤駿選手もGPSでの無理があったから・・・と、まだメンタルが未成熟な状態で勢いと根性で乗り切ろうとしての結果故の成績になったなと思いました。昔と違いやることが多いシニアカテゴリー、派遣のルールはジュニアとは分けた方がいいなと、プロ野球に突如現れたスーパーヒーローの育成を見て実感しています。

女子は、ノーミスだったらな・・・とかはありますが、残念ですが、実力通りかなと思います。若干女子の選考がトリッキーでしたし、確かに松生選手の技術は世界大会にぶつけたかったところはありますけど、そんなに差はなかったのではと思います。何より今季は国際大会がほとんどなくて、大会に順応する機会がなく、急に2月〜3月での大会ですからちょっと無茶でしたよね。来季はもうそんなに中止にもならず日本選手の派遣取りやめもないと思うので、またここからですね。

私は中庭健介先生のISUチャンピオンシップコーチデビューが拝めたのでかなり嬉しかったです。Jスポは女子解説、絶対やるよね??再契約しなくては。(世界選手権の解説がなかったので寂しかった・・・)

ダンス、来田奈央/森田真沙也組12位はいいのかな?まだ本当に小さい感じで、これから紳士淑女になってゆくのかな。ペアの派遣もできるといいな。

大変な時の大変な大会が続いた2021-2022年シーズン。フィギュアスケートだけではなく、スポーツは今後どうあるべきなのか、とても考えさせられたシーズンでした。ロシアはバーンアウトでの引退が多そうですが、アメリカは自身のキャリアへの手段になりつつある気がします。スポーツ中継の放映権料はとても高いのに、スポーツを取り巻く環境は過酷の一言です。

どうか選手の頑張りがきちんと世の中で昇華されるように祈っています。