Minato Sugisawa's memo

旅・エンタメ・日々の覚書

2022北京五輪(8)フィギュアスケート男子シングル

男子シングル終わりました。
この4年はネイサン・チェンを中心に回っていた男子フィギュアスケート界といえますが、日本での報道はどうしても羽生選手中心になるので致し方ないですね。

この記事でリンク特性を入れておいたのはやっぱり影響が大きいだろうなと。特に男子シングルは氷の荒れ具合でコンディションの影響が出やすいなと思いました。ネイサンが団体に出るとはいえ、かなり早くから北京に入っていて、早くから調整していて、逆に心配になりましたけど、緻密に今日の日を迎えた、という印象です。王者の演技でした。4年前も「たられば」でいえば金に近かった選手です。ようやく辿り着いた頂点です。おめでとうございます。

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ネイサン・チェンが一人ジャンプ1個分ベースバリューが多くて、金に近い位置で台は確定、ネイサンが金を取れない可能性は「失敗を願うようなもの」という宇野選手のコメントはとても真理を突いています。日本選手が横並び、表彰台争いはここにヴィンセント・ジョウが入ってくるだろうというのが自分の見立てでした。
ところがヴィンセント・ジョウは団体戦後のPCR検査で陽性判定。ルーツのある中国で演技することができず五輪を終えることになりました。本当に残念です。で、ここで表彰台を日本人3人で争うことになるんだと、「誰かが一人、日本人が台乗りできない」という予測にTwitterで迂闊に呟くのをやめようと思った訳です。

単一ファン原理主義の人って怖いんですよ。選手は絶対そんなこと考えてないし、言わないだろうし、やらないだろうことがファンのフィルターにかかるとまあ、信じられないことが起こる。その矛先が一番若い鍵山選手に行かないことを祈る思いでしたが、本人は過去の日本人選手では見たことないくらい楽しそうでw競技中にSNSもガンガンやっているし、(いや、流石にSPからFSの間に知り合いらしき人にTwitterで返事を返していたのにはびっくりしたわw)新時代の選手だなと思いました。今回2世選手の紹介として文章を事前に書きましたけど、父、鍵山正和選手が見られなった景色を五輪で18歳で見ることができました。

シーズン当初は怪我をして苦しんでいたのに、一番大きな舞台で力を発揮しました。特に団体戦の演技は圧巻でしたし、個人戦もSPはパーフェクトで108というスコアはネイサン・チェンとは5点差でワンチャンあるのでは?という雰囲気すらありました。FSは氷の荒れが顕著で皆大変そうでしたけど戦略的にジャンプの構成を落としてクリーンにまとめて、クレバーに戦いました。ステップもレベル4獲得での銀メダル、おめでとうございます。

宇野選手は全日本で感じたファイター感をそのまま五輪にぶつけてきました。どんな舞台でも動じない印象があるのが本当強いなと思う一方、スイッチが入っている時と入っていない時ではちょっと迫力に欠けるというか、ムラがあるかなという印象はあります。+3のコンビネーションについては個人戦ではちょっと決まりが悪く今後の宿題となってはしまいましたけど、トップを目指すという気概で、今後は鍵山選手と良いライバル関係になってくるのかな。男子選手仲間も増えてこちらも楽しそうです。2大会メダル獲得、おめでとうございます。

羽生選手、SP後の「氷に嫌われちゃったのかな」というコメント。ファンやマスコミの人は擁護に回りますけど、流石に北京入りが遅すぎなのでは?という意味では嫌われたかなと感じました。(前回はもう少し早かった)あと、すごく痩せましたよね。元々体重が落ちやすい選手だと思うんですけど、全日本の時結構衣装がパツパツしていたのに北京に現れた姿は頬も痩けてたし、全体的に身体が薄い。ちょっと心配になる印象でした。コロナがなければもう少し健康的でいられたんでしょうけど、日本滞在を余儀なくされて、深夜にたった一人で練習して、試合はアメリカゴールデンに合わせて午前中というスケジュールでしょ?いつ午前中対応の練習ができたんだろうかと。孤高のスケーターです。それでも4位に入りました。4Aという夢を見せてくれました。そして恐らく若い選手のマスコミへの防波堤にもなってくれたんでしょう。平昌で金メダルを獲って、アイスショーまで開催して、彼本来の人なっこい性格に戻りながら目指すスタイルを全うするのかなと思ってましたが、全くの侍魂で。でも今季のSPと FSのような琴線に触れるようなプログラムを見れたことは大感謝です。一方、一ファンのわがままとしては、ネイサン・チェン選手と羽生選手のSP、FSノーミス対決を一度でも見たかった。この夢は叶うのかな?ネイサンが復学するし、叶わないような気がします・・・。

印象に残った選手としてはキーガンでしょうか?コロナ陽性、再検査陰性で前日北京入り。大変でしょうけど、ヴィンセントやコリヤダ選手のように参加が叶わないよりはずっとマシです。

つくづく、目標の大切さと、目標が全うできるという尊さを感じた男子シングルでした。