Minato Sugisawa's memo

旅・エンタメ・日々の覚書

2020年 四大陸選手権 地上波放送分レビュー

ソウル開催なので行きたかった会場ですが羽生くん参加になった途端チケットは瞬殺になったので早々に諦めました。ところがコロナウイルスの騒ぎで結構キャンセルが出たんですね。結果、行ける、行く価値のある神大会となりました。海外渡航ができたのかわからないですが(中国は禁止)リスクと隣り合わせな選手は大変だなと、つくづく選手を取り巻く環境の厳しさとそれに耐えてのパフォーマンスには頭が下がります。

ソウルは常設のリンクで選手には滑りやすそうでした。日本開催、大きな会場でやれるようになりましたけど仮設になるのでリンクコンディションはちょっと難しい印象で、今回の神大会ぶりに常設の国際規模のリンク、日本にも欲しいなと思いました。冬季にリンクになる・・・も大きな大会合わせには結構早くにリンクになっていればなと思いました。

4カテゴリー終わりまして、ユーロとの得点比較です。
・男子シングル

四大陸選手権

FPl. Name   Points SP FS
1 Yuzuru HANYU JPN 299.42 1 1
2 Jason BROWN USA 274.82 3 2
3 Yuma KAGIYAMA JPN 270.61 5 3
4 Boyang JIN CHN 267.67 2 5
5 Junhwan CHA KOR 265.43 6 4
6 Nam NGUYEN CAN 251.6 9 6
7 Kazuki TOMONO JPN 251.05 7 7
8 Keegan MESSING CAN 243.93 4 10
9 Tomoki HIWATASHI USA 240.78 8 9
10 Han YAN CHN 239.41 11 8

欧州選手権

FPl. Name   Points SP FS
1 Dmitri ALIEV RUS 272.89 2 1
2 Artur DANIELIAN RUS 246.74 3 4
3 Morisi KVITELASHVILI GEO 246.71 4 3
4 Daniel GRASSL ITA 244.88 11 2
5 Matteo RIZZO ITA 237.01 7 5
6 Deniss VASILJEVS LAT 232.67 5 7
7 Michal BREZINA CZE 231.25 1 11
8 Paul FENTZ GER 230.01 6 9
9 Vladimir LITVINTSEV AZE 221.09 17 8
10 Alexander SAMARIN RUS 220.43 13 10

男子は四大陸勢>ユーロ勢
友野選手への慰めですが、ユーロなら表彰台でした。ベストテンでも四大陸勢の方が優勢です。かなり差があるのでユーロ勢が有利になるようなルール改正があるかも。
羽生選手スーパースラム達成。おめでとうございます。2011年が初四大陸選手権出場、銀メダルで足掛け10年で達成、そして今回は鍵山選手が初出場銅メダルというのに運命を感じずにはいられません。羽生くんのプログラム変更は特定班の動きが異様に早く、マスコミ役に立たないなw・・・と思いつつ、なぜ五輪プログラムに戻したしたんだろうと。特にFSはルール改正前の4分30秒Ver.なので演技を詰めなくてはいけない。旧採点の頃は古いプログラムをやるのは審判受けが・・・と言われていたんですが新採点以降は熟練度が点数に反映されてくるので特には問題ないのですが、でも・・・という感想です。ちょっとよぎる「今季の引退」があるのかなと。羽生くんでもモチベーションの維持が難しくなってきているのか、身体の故障がどこかにあるのか。その答えは第二の故郷となるカナダ開催のワールドで見ることになりそうです。現役続行としても以前書きましたが来季以降は全日本と世界選手権にしか出ないような気がします。
鍵山くんはノンプレッシャーで銅メダル。鍵山くんはわかりやすく「スケートコーチがこう育てたい」理想といえる選手なのでシニアの方が得点が出てきました。来季、4回転ジャンプを増やすのと同時にステップの迫力、密度を上げた時にどんなプロセスを経てどんな得点が出てくるのか、そして優勝候補としてプレッシャーのかかる世界ジュニアでどんな戦い方をするのか、スケ連は間違いなく北京育成枠として売り出すと思いますのでちょっと色々ありそうだな。
友野選手、調子はイマイチな感じで本人比でジャンプ加点が渋く、SPのステップは躍動感不足。それがPCSに影響、もう少し動いていたら95点は出てました。でもリスクの高いSPクワド2本をやりこなしてフリーもほぼ形になってきました。トップ選手と比べて身体的ハンデや学業との両立(トップ選手のほとんどは通信制、友野くんは地道に通学)に用具の変更もスランプの原因だなと感じてました。どん底だったロンバルディア→近畿ブロック、昨季に靴を変えてロンバルディアでエッジ変えて、一気にいろいろ変えすぎて消化不良を起こしたような印象でした。そんな噛み合わない時期を経て、全日本以降払拭されたのかなと思います。SP90点、FSで165点を出し続ける平均の底上げと、技術の熟練度が今後の課題ですが、爆発力はやはり魅力的だなと思います。今男子で一番見るのドキドキする選手です。そんな彼に送る言葉は「練習は本番のように、本番は練習のように」です。あと、スピンはもう少し頑張ろう&SPはもう少し易しいのにしようww世界に届く才能があるなと改めて感じました。

女子シングル
四大陸選手権

Pl. Name   Points SP FS
1 Rika KIHIRA JPN 232.34 1 1
2 Young YOU KOR 223.23 3 2
3 Bradie TENNELL USA 222.97 2 3
4 Wakaba HIGUCHI JPN 207.46 5 5
5 Kaori SAKAMOTO JPN 202.79 4 8
6 Yelim KIM KOR 202.76 7 4
7 Karen CHEN USA 201.06 8 6
8 Eunsoo LIM KOR 200.59 6 7
9 Amber GLENN USA 190.83 9 9
10 Alicia PINEAULT CAN 173.55 10 10

欧州選手権

Pl. Name   Points SP FS
1 Alena KOSTORNAIA RUS 240.81 1 2
2 Anna SHCHERBAKOVA RUS 237.76 2 1
3 Alexandra TRUSOVA RUS 225.34 3 3
4 Alexia PAGANINI SUI 192.88 4 4
5 Emmi PELTONEN FIN 181.79 5 7
6 Ekaterina RYABOVA AZE 181.49 6 6
7 Eva Lotta KIIBUS EST 181.24 11 5
8 Alessia TORNAGHI ITA 172.17 7 11
9 Mae Berenice MEITE FRA 172.08 8 10
10 Ekaterina KURAKOVA POL 170.24 13 9

トップ3はユーロ>四大陸ですがトップ4以下は四大陸>ユーロ。世界選手権は違う点数の出方がしそうだなと思いました。女子は表現点のバランスをアップをするというルール改正の話が出てきています。紀平選手は大会2連覇。おめでとうございます。彼女は「自分の仕事」を淡々とこなしますね。冷静に、17歳なりの貫禄を持って大会を制しました。世界選手権、優勝を狙うならクワド必須ですが3強の切り崩しならアクセル2本で充分戦えそうです。怪我、気をつけてね。世界ジュニアと昨季とで2年連続でした。
樋口選手、非常に「大人になったな〜」と思いました。調子が顔や態度に出ていたところがあったのですが非常に冷静な雰囲気を出せるようになりました。3Aもナイスチャレンジ。とてもスピードがある滑りをしますし、今季とても評価の高いフラメンコ、ピークがきちんとワールドに合えば、3Aが決まってくれば楽しみな順位が取れそうです。
坂本選手、前週国体で神演技でした。正直、友野くん共々「国体はいいんでは」と思うところですが選手がやりたいことが一番かな、と思いますのでそれは置いといて、バーンアウトからは抜けた印象ですがFSのフリップの家出は今回も、でした。2シーズンゆったりしたテンポの曲だったのに対し、FSはパンチのリズムであるマトリックスは彼女に合わなかったのかなと思います。五輪中間年は色々チャレンジする選手が多いですが彼女に対してはSPとFSなんで似たような印象の曲にしたんだろうというのが最初の感想で、SPはノーミスが多かったのに対し、FSは苦戦していて、そこが大変そうでした。今季もう一試合あるのかな。SPはノーミスなら相当なスコアが出せるという実力者です。その才能を枯れさせないで欲しいなと思います。4回転、完成させられるかな。

他はJスポーツの放送を待って。男子の解説が中庭健介くんですから、超楽しみです。(個人的感想)