男子フリーも微妙な感じでチケットが出てきたのと、宿が当日になって結構安くなっていてモヤる22日でした。うむむ。ダイナミックプライシングはいいですが・・・・。
ペア、「ゆなすみ」長岡柚奈&森口澄士ペア。まだペアとしてのユニゾンが弱いですが、技術はモリモリ向上中です。今日は素晴らしい演技でした。まだミニマムを持ってないとのことで、この後の競技会の結果次第でワールドの可能性があるそうです。夢があります。
男子、3〜4G、最終Gが素晴らしかった印象ですが、今回はグループ3も素晴らしかった。これだけの選手が自分が持っている技術を遺憾無く発揮した大会も近年稀です。現地で見ていたら大変だったかも(いい意味で)
宇野選手、6度目の優勝、そして10回目の表彰台。強い。今回は他の選手が良すぎたので霞んでしまいましたがw終始安定したいい演技だったと思います。おめでとうございます。ワールド3連覇をかけて、次の試合にまた期待します。今季はアイスショーが多く大変忙しいシーズンでしたがタフに戦い抜きました。それだけでも「王者」に相応しい在り方だったと思います。怪我に気をつけて。
鍵山選手。SPがまさかの・・・でした。NHK杯から4Sの距離飛びすぎ&軸の外れが気にはなっていたところが全日本で出た、という内容でした。FSも本人比でかなり慎重に演技をしていましたが選考会である以上、まずはミスをしないことが大事です。磐石のフリー1位、逆転2位でした。ワールド、本当の意味での復帰戦になります。フィギュアスケートの理想、また世界にアピールをしてください。
3位に山本草太選手。過去最終Gに入りながらFSで崩れる・・・ということが続いた後の今回の全日本、全てを克服して、自身の過去を全て乗り越えての3位です。思えば大怪我の後シングルジャンプから戻していったから日からよくぞここまで・・・という感じです。クワドより怪我の原因になった3Aの方が心象的にも怖いと思うんですが、今回は2本とも決めて。文句なしの3位です。本当におめでとうございます。
4位、三浦佳生選手。三浦選手のジャンプ技術は体調不良な状態でも問題ないんだということが脅威的です。スケート巧者揃いの全日本ではまだ粗さの方が目立ちますが、それも個性と呼べるくらいの迫力があります。さて派遣はワールドか四大陸かジュニアワールドか。私「進撃の巨人」を見たことがないので今回の選曲、演技は世界観にマッチしていました?誰か教えて。
5位、佐藤駿選手。今季は本当にジャンプが安定しています。ジュニア時代のジャンプの天才だった彼はシニアではTES先行でPCSに伸び悩みが見えます。全日本の中で見るとちょっとスケートのワンストロークが短いかな。でも今季は安定して成績を出しているのと、演技の内容自体も表現はでてきています。恐らく四大陸派遣。四大陸選手権王者を目指して。
6位、友野一希選手。「大人になったな〜」と。20歳を超えてもいい意味でジュニアっぽいというかフレッシュさがある個性ですが、ことスケート表現の幅で苦しむのかなと思えば今季は上品さ、洗練度が際立つ内容でした。ジャンプの精度がついてくればもうひと伸び期待できる出来。技術の頭打ち感があるので今後どう打破できるか。+3Tコンビが入らないのは結構勿体無いので。でも3A+1Eu+3Sは綺麗に入るようになってきていますので、あとちょっと。四大陸届くかな??何度もいいますが自身の今後のキャリアのために一度どこかで優勝を。最終Gの説明で一言で表すものがなかったのが現在の世間の認識だなと思いました。
他、壷井選手、滑りがやはり上手い。GPSもう少し良ければ。吉岡選手、4Tのクオリティが抜きん出てます。三宅選手、本田ルーカス選手も良い出来でした。この辺のグループの出来が良くて、全体が非常に締まった今年の全日本男子の戦いでした。
ジュニアワールド代表争いがカオスです。本来なら周藤選手が全日本ジュニア3位で有力でしたし、SP時点でも13位でジュニア2番手にいたところでの棄権でした。中田選手も今回微妙な順位ですが、JGPFチャンプをジュニアワールド派遣から外すとは思えませんので、三浦選手再度のジュニアワールドがあるか、順当に次の垣内選手なのか、周藤選手の救済になるのか、連盟の発表を待ちたいと思います。いやいや、シニアの壁が高すぎます。