Minato Sugisawa's memo

旅・エンタメ・日々の覚書

2021年全日本フィギュアプレビュー

去年と感情は同じで、とりあえずみんな無事に。それだけです。

中国の問題も抱えつつ、複雑な状況になってきているオリンピック。オリンピックのあり方はどうあるべきなのかはさておき、選手にとっては大きな目標である大会には違いないのでまずはその目標に向かって、ベストを尽くして欲しいです。

男子に関しては余程のことがない限り、羽生選手、宇野選手、鍵山選手で決まりかなと思います。3人に共通するのはオールラウンダーであり、ベーシックな部分での取りこぼしなないことです。前シーズンまでは宇野くんがなかなか調子が上がらない感じがあり、このままずるずると・・・と思いましたが、目標が明確な今季は単純に強いなと思います。+3のコンビネーションがどうにもですが、それをカバーする4回転の種類で圧倒します。対抗は鍵山選手で過去の二世選手と比べても、お父さん、正和くん(くん、なんですよね)の成績をあっという間に超えてしまったポテンシャルの高さと歴代の選手の10代の頃と比べてもちょっと考えられない凄さです。フィギュアスケートの理想がここにある、という感じ。代表をかけての全日本がどういう位置付けになるか、20代中心の男子スケーターの中での戦いになります。

羽生選手は全く読めないですね。五輪二連覇という偉業のあとも淡々と選手を続けるそのモチベーションに4回転半アクセルがある。ただ、五輪後の1年目は明確な闘志があったのにここ1年はそれも影を潜めている印象です。昨シーズンは全日本とワールドだけでそのワールドでフリーが崩れたという状況。それでも表彰台を確保していますのでワールドスタンディング的にも全日本に出なくても選出される可能性が高いかなと思っています。他の選手の言い分は出てきそうですけど、じゃ残りの選手で羽生くんの上に行く可能性のある選手はとなると今季のスコアではちょっと厳しいかなと思います。もう一つ、足首に負荷のかかるループと特設リンクではちょっと成功率が落ちるサルコウを抜いてクワドトゥだけで構成する演技なら怪我ありでも確実にノーミスが狙えるのではと思います。そうすると3位には入るスコアが出せるのでそういう形の安全策をとることも可能です。Maxの構成をやりたいのか、クワドアクセルがやりたいのか、五輪三連覇を視野に入れたいのか。いやいや選択肢が多いです。去年の全日本のような役者っぷりは見たいですけどね。

他の選手について。代表選出には優勝か僅差の2位が必須です。その可能性があるのが佐藤駿選手と友野一希選手。スコア的にも十分射程ですが、二人ともPCSに課題があるので本当にノーミスを狙わないといけない結構シビアな状況です。爆発力なら佐藤くんに分ですが、まだ今季SPをノーミスで滑ってないのでさて?友野くんはSPは一度ノーミスで滑ってます。4T+3Tの安定感に対し、同じエッジ使いのサルコウと3Aに苦戦。演技後半の沈没の原因は特設リンクの癖と靴問題が大きいようで大変ですけど、個人的にララランドのノーミス演技が見たいのとここ数年フリーを最終で滑っていないので予選敗退にならないことを祈ります。

本草太選手と島田高志郎選手。SP90点超えの仲間入りでミスなく滑れば最終に入ってくると思います。フリーはスタミナに課題かな。

全日本にめっぽう強い田中刑事選手。例年ですとGPSは5位〜6位に入るので今季の元気のなさはちょっと心配になるレベルです。PCSはいいのでクワドなしでも・・・と言いたいところですが、全日本もSP最終グループ要件が爆あがりしているのでちょっと厳しいかもです。

男子は4位には入っておいて、四大陸、ワールド追加派遣(何なら五輪派遣追加)視野に入れての戦いになります。

女子はなかなかシビアです。頭ひとつ抜けているのが坂本選手かなというところで、技術的にはほぼ横並びなので当日の出来次第という感じになります。また女子は背負っているものが重すぎる。皆んなドラマを持っていて、華やかだけど過酷な戦いという印象です。現全日本女子最高スコアの紀平選手の復調具合がどうなのかな。夏にみた印象ですと少し「女子タイマー」が発動しているように見えました。怪我をしたのも過酷な追い込みに対し、身体のコントロールが難しくなっているのかなというように感じます。

樋口新葉選手、前回は五輪代表に漏れて、世界選手権で銀。五輪代表が絶対的に欲しいという思いが強いと思いますし、3Aが決まって、ノーミスなら世界と互角にという意味でも選出されて欲しいと思っています。彼女の演技は密度も濃いのでここで五輪にぶつけてみたいという願望もあります。4年越しの夢、叶うでしょうか?

三原舞依選手の病気からの復調もドラマです。緻密さが武器で毎回ノーミスで演技する安定感。少し他の選手のミス待ちという部分もあり、耐える戦いになるのかもですが、彼女の五輪選出も夢のようですし、四年前は合わない演技(タンゴ)で調子をコントロールしきれなかったので一番の持ち味であるエアリー感でノーミスの演技が見たいです。

宮原知子選手、世界選手権代表でい続ける強さがある一方、この四年は自身の葛藤との戦いだったのかなとも思います。工芸品のようなスケーティング技術で、生で見たときに後ろまで届かせるオーラもある現スケーター・オブ・スケーター。こういうスケーターを本当、大事にして欲しいのですが、昨今のジャンプ全盛が彼女の良さを奪っている感じもします。自分との戦いになるのかなと思います。

他ですが、3A持ちの選手、河辺選手に松生選手。充分に割って入る力があります。全日本の戦い方、になりますがまずはノーミスが条件になります。女子は前年考慮が該当するのが坂本選手だけになるので表彰台1〜3位で代表選出となると思いますが、3A持ちの選手ひとりは入って欲しいです。

ダンス、小松原組と村元&髙橋組。「白のファルーカ」を超える展開に心が痛みます。NHK杯、国際ジャッジのうち日本ジャッジは小松原組を上にしました。国際評価は村元&髙橋組。全日本はどうなるのか、想いだけなら小松原組に行って欲しいのですけど、こればかりはどうにも・・・。ダンスは次も控えてますし、今回ペアが国際的にも戦えるようになり五輪団体戦のメダルも視野に入りますので、2組選ばれるような状況への過渡期なのかなと思うようにします。

初めから会場観戦を想定していなく、結構チケット取れたと聞き、眼鏡を作っておかなかった後悔がありますが、今週仕事納めで木金忙しいので、家で大人しく見ます。